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edgefirstのブログ

国内新聞社を中心としたマスメディア関連のウェブサイト巡回が趣味です。業界紙的なノリでトピックスをメモしていきます。

沖縄タイムス、LINEスタンプを発売 4コマ登場人物らの沖縄方言が題材

 沖縄タイムスは4日、無料通信アプリ「LINE」で公式スタンプの販売を開始した。社会面で連載中の4こま漫画「おばぁタイムス」と子ども新聞「ワラビー」に登場するキャラクターが、「ゆたしく」「でーじ」などのうちなーぐちを表情や動きで表現した全40種類で100円。

 LINEストア内の「沖縄タイムス公式ストア」から購入できる。
沖縄タイムス公式 LINEスタンプ販売開始 | 沖縄タイムス+プラス

 沖縄の県紙、沖縄タイムスが6月4日、「LINEクリエイターズマーケット」で、新聞4コマ漫画「おばぁタイムス」の登場人物や子ども向け新聞キャラクター「ワラビー」のイラストを使用したLINEスタンプの発売を開始した。全40種類で100円。

[購入]⇒クリエイターズスタンプ 沖縄タイムス公式ストア | LINE STORE
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 大きな特徴は、すべてのスタンプが「うちなーぐち」と呼ばれる沖縄方言とセットで描かれていること。本土の人間が見ると「めんそーれー」や「ハイサイ」のようなメジャーどころを除けばほとんどの意味がわからない。沖縄県民もしくは沖縄マニアの間のコミュニケーション専用とも言えるスタンプだ。意味がわかる者同士だけで通じるスタンプであり、ローカル色が最大限発揮された商品としてなかなか面白い。

 新聞社としては日経が昨年2月に日経電子版のイメージキャラクター「デンシバ」のスタンプを使用期間限定で無料配信した前例があるが、地方紙としては初めてではないかと思われる。今年4月から開始したLINE Creators Marketによって、これまで大企業や人気キャラクターなどに限られてきたスタンプ販売の敷居が低くなった。この流れに乗っていち早く販売にこぎつけた沖縄タイムスの動きはお見事。同じく沖縄県のライバル紙、琉球新報のキャラクター「りゅうちゃん」も刺激を受け、後に続く気満々のようだ。

 クリエイターズマーケットで販売されるLINEスタンプは1個100円の固定価格で、売上の半分が作者に支払われる。ウェブでは実際の収入を公開している方もおり、上位に入ればかなりの収入を得ることも可能なようだ。

[参考]LINEスタンプでお金を稼ぎたい人はまずこれを読めっと!

 新聞各社は主に子ども向け新聞向けとして、さまざまなキャラクターを用意している。収入増や話題作り、知名度の向上などを狙い、沖縄タイムスの後に続く社も出てくるだろう。

 一方で、スタンプの人気はランキングで評価される世界でもあり、業界外の数多くのライバルたちとしのぎを削ることになる。ネット上では「審査の結果が全然来ない」という書き込みもチラホラみられ、かつての着メロ、デコメ全盛期のように新規参入が殺到しているようだ。キャラクターそのものの魅力と同時に、「どういう時に使われるか」を念頭に置いてイラストとセリフの組み合わせを考えることが必要だろう。

 ちなみに自分は読売日曜版の漫画「猫ピッチャー」がスタンプになったら即買います。もちろん琉球新報りゅうちゃんにも期待してます。

(追記:2014/6/6 23:30)現時点でクリエイターズマーケット4位と出だしは好調なようだ。沖縄タイムスのツイッターでも積極的に告知が行われている。沖縄タイムスはさっそく第2弾を計画しているようで、採用する新たな沖縄言葉を読者から募っている

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 投票はウェブサイト内の「タイムス・リサーチ」のコーナーで行っており、投票するには「しまパス会員」になる必要があるが、会員登録だけなら新聞を取っていなくても可能。動きの早さやネットを使ったアイデア募集など、担当者のこの企画にかける情熱が伝わってくるように感じた。