edgefirstのブログ

国内新聞社を中心としたマスメディア関連のウェブサイト巡回が趣味です。業界紙的なノリでトピックスをメモしていきます。

西日本メディアラボがホークス応援タブレット発売 西スポ・スポナビライブ・限定イベントをセット

 西日本新聞グループのデジタル事業会社である株式会社西日本新聞メディアラボ(本社:福岡市、代表取締役社長:吉村 康祐、以下「西日本新聞メディアラボ」)とソフトバンクグループのSBパートナーズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:山本 佳樹、以下「SBパートナーズ」)は、「西スポプラス」と「スポナビライブ」の利用料が2年間無料になるほか、トークショー福岡ソフトバンクホークスの選手に会えるなどの特典が付いた「ホークスFANタブレット by 西スポ」を2017年3月3日(金)から提供開始します。
選手に会えるタブレット「ホークスFANタブレット by 西スポ」登場 | SBパートナーズ株式会社 | グループ企業 | 企業・IR | ソフトバンクグループ

 西日本新聞メディアラボは3月3日、ソフトバンクグループでMVNO事業を扱うソフトバンクパートナーズ(SBパートナーズ)と共同で、ソフトバンクホークスのファン向けのタブレット端末の発売を500台の限定で開始した。

[公式サイト]⇒ホークスファンタブレット by西スポ 【公式】
20170325181621

 データ通信専用(SMS付き)のSIMがついた8インチタブレット端末を2年間契約することで、様々なコンテンツや特典がついてくるのが大きな特徴。コンテンツおよび特典は以下の通り。

1.「西スポプラス」が無料

 西日本新聞社が発行する福岡ソフトバンクホークス情報満載のスポーツ新聞電子版「西日本スポーツ西スポ)プラス」が2年無料。紙面に加え、選手写真集などオリジナルコンテンツも楽しめる。これまではブラウザで紙面画像を閲覧するタイプだったが、3月22日にスマホタブレット向けのアプリがリリースされた。
[内容紹介]⇒トップ|西スポプラス
iOS]⇒西スポプラス on the App Store
Android]⇒西スポプラス - Google Play の Android アプリ

2.「スポナビライブ」が無料

 ソフトバンクの提供する、福岡ソフトバンクホークスを含むプロ野球10球団の主催試合や大相撲、MLB、海外サッカーなど人気スポーツのライブ動画が見放題の「スポナビライブ」の月額利用料が2年間無料。
[内容紹介]⇒スポナビライブ | モバイル | ソフトバンク

特典イベント、抽選会、壁紙&シールプレゼント

タブレットのPRキャンペーンにホークスの松田宣浩選手と和田毅選手を起用。2017年シーズン終了後に両選手が出演する購入者限定のトークショーを実施。総計200人に松田選手や和田選手のサインボールやヤフオクドームSS席含む賞品が当たる抽選会を随時開催。購入者全員に両選手のタブレット用オリジナル壁紙および特製シールをプレゼント。

 提供されるタブレットLenovo TAB3。2016年12月に発売された8インチタブレット。OSはAndroid6.0でディスプレイ解像度は1280×800、メモリは2GB。デュアルスピーカーと「Dolby Atmos」というバーチャルサラウンド機能を搭載する。回線はSBパートナーズがソフトバンク回線を利用したMVNOとして提供する。

 月額料金は通信料2GBまでで5500円。5GBで7000円、20GBで8000円、30GBで10000円(いずれも税別)。各種特典を受けるためには2年縛りが前提となる。MVNOを利用した格安SIM業者のデータ専用SIM料金(SMSつき)の相場は3GBで月1000円前後なので、そこに西スポプラス(月1500円)+スポナビライブ(月1480円)+端末代(一括35800円÷24カ月=1470円)を加えると約5450円となる。正直なところ価格面で「すごいおトク」と感じるほどインパクトがあるわけではない。

 タブレット用には一つの契約でSIMを複数枚持ってメインで使うスマホとパケットをシェアできるプランもあるし、スポナビライブはソフトバンクやワイモバイルモバイルユーザーであれば月980円。西スポプラスも西日本新聞本紙を定期購読していれば700円だ。それぞれ単体で契約したいユーザーはそちらの選択肢もあるだろう。

 ただ、松田選手と和田選手に直接会えるイベントに参加できる、購入者500名のうち総計200名に当たる抽選会に参加できるというのはファンにとっては魅力的に映るだろう。ソフトバンクホークスにはファンクラブ継続10年以上のみの会員が入れる「プレミアム会員」という制度があり年会費はなんと10万円。500台限定というのもファングッズの一つという考えれば納得だ。

 購入者向けのサプライズイベント(例:誕生日に選手から突然ビデオメッセージが来る)などがあればなお効果的だろう。引き続きファンを惹きつけ、お金を払いたくなるような新たなサービスの発表を期待したい。