日経テレコン21の1万円分プリペイドIDをAmazonで販売
日本経済新聞社100%出資の日本経済新聞デジタルメディアは13日、日経テレコン21を35日間利用できるIDを、アマゾン限定で発売した。1万円分の利用料金を税込み1万250円で販売する。
日経テレコン21は、日経本紙を始め約400種類の新聞や雑誌などに掲載された情報が検索できるもの。人物データベースや人事、企業情報、英文記事も読むことができる。
(2011年12月17日付新聞情報より)
ビジネス向けデータベースとしては国内最大級の日経テレコン21が、オンラインストアAmazon.co.jpでプリペイド形式のIDの販売を13日に開始した。個人や企業が手軽にアマゾンのサイト上で物販できる販売プラットフォーム「マーケットプレイス」を利用して販売される。なお、IDは特定記録郵便で郵送されるとのこと。
日経テレコン21は通常の場合、1IDにつき月額8400円を支払った上で、利用した情報の件数に応じて従量制で利用料金を支払わなければならない(例:日経新聞の見出し1件につき5円、記事本文1件75円など。詳しい料金体系はこちら)。このため中小企業や個人には非常に利用し辛い料金体系だった。しかし、今回のプランでは35日間という有効期限はあるものの、1万250円を先に支払うことで1万円分利用できる。必要なときだけ購入することができるため、月契約に比べ利用しやすい内容となっている。同種の商品を日経テレコン21から直接購入するより250円安く、利用期間も5日長いこともポイントだ。
日経テレコン 約400種類の新聞・雑誌を収録 ビジネスデータベース検索サービス 記事検索/企業検索/人事検索 35日間ご利用プリペイドID 10,000円分
- 作者: 日本経済新聞デジタルメディア,市場規模や業界動向の調査分析からライバル企業の経営戦略や新商品のマーケティング手法まで、企画のプレゼンテーションに活用できる事例をリサーチ,1万円分の残高から表示した情報1件ごとに利用料金を差し引く前払い方式で予算管理も安心
- 発売日: 2011
- メディア: その他
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日経テレコン21が扱うデータベースは、一般紙から業界紙・専門紙をはじめ、帝国データバンクや東京商工リサーチの企業情報や財務情報、日経・朝日・読売の人物データベースなど、非常に多岐にわたる。閲覧1件当たり1000円以上支払わなければならない情報も数多い。無料の情報が溢れるインターネットとは対照的に、万人に対して必要なわけではないが、特定の業種や業務に関わる人間にとってはお金を支払ってでも手に入れたい情報の宝庫だ。
プリペイドプランをアマゾンで気軽に購入できるようになったことで、短期間で集中して資料を集めたいときには非常に魅力的な内容だ。特に、月額費用は経費として認められにくいが、書籍購入のような名目であれば通りやすい学術・教育機関の研究者にとってはうってつけの商品だろう。