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国内新聞社を中心としたマスメディア関連のウェブサイト巡回が趣味です。業界紙的なノリでトピックスをメモしていきます。

産経がウェブサイト「SankeiBiz」開設、経済ニュースも速報重視

 株式会社産経デジタルは7日、産経新聞グループの経済ニュースサイトとして「SankeiBiz(サンケイビズ)」をオープンした。利用は無料。
 これまで、経済紙「フジサンケイビジネスアイ」の公式サイトとして提供してきた「FujiSankei Business i. on the web」を全面的にリニューアルしたもの。紙面掲載前のニュース速報の提供を開始するとともに、年金など日々の生活にかかわる経済ニュースもカバー。掲載記事数は従来の倍以上に増やすとともに、紙面には掲載しないWeb版のみの記事も提供する。
経済ニュースも“ウェブファースト”、産経が「SankeiBiz」開設 -INTERNET Watch

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 産経新聞グループの経済紙である「フジサンケイ・ビジネスアイ」のウェブサイトがリニューアルし、新たに「SankeiBiz(サンケイビズ)」という名称で運営されていくことになった。
 会見では「経済ニュースもウェブ・ファースト」ということが強調され、リニューアルの目玉として「ビジネスライブ」というコンテンツが紹介された。この「ビジネスライブ」は、その日に予定されている企業の記者会見や経済統計の発表などを時系列にリストアップし、朝の時点では単なる予定表だったものに、時間が経過するにつれ記事や写真が追加されていくというもので、一日の経済の動きをライブで見られるようなコンテンツになっている。
 こうした取り組みや、紙面とウェブ用の記事を合わせ現状の1日80本程度から1日150〜200本まで増加していくことで、現在月間300万〜400万のページビューを1000万程度まで伸ばしていく目標のようだ。
 産経の「経済ニュースについてもあくまで無料を貫いていく方針」というのは、来春に創刊が予定されている日経新聞電子版を強く意識してのことだろう。有料にこだわる日経に対し、あくまで無料で勝負というのが産経のスタンスのようだ。
 母体となっている新聞名は、2004年3月に「日本工業新聞」から「フジサンケイ・ビジネスアイ」へと変更されたものだが、その名前も捨て「SankeiBiz」という新しいブランド名での挑戦となる。どこまでユーザーに浸透できるか。通信社が伝える以上の詳しい内容をどれくらい「ビジネスライブ」に盛り込めるか期待したい。