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edgefirstのブログ

国内新聞社を中心としたマスメディア関連のウェブサイト巡回が趣味です。業界紙的なノリでトピックスをメモしていきます。

朝日新聞デジタル、1年ごとに5000ANAマイル付与するコース新設

メモ

 朝日新聞社とANAの連携によって、朝日新聞デジタルの1年購読でANA マイルが積算される「ANA マイレージコース」と、ANAマイル1 万マイルと朝日新聞デジタル3か月購読権を交換する「マイル交換サービス」が7月1日から始まった。
 「ANA マイレージコース」は、朝日新聞デジタルを月額3800円で13か月購読(初月無料)した利用者に5000マイルが積算される。14か月目以降は購読を1年延長するたびに5000マイルが積算される。「マイル交換サービス」は、ANAマイル1万マイルと朝日新聞デジタルの3か月分の購読権を交換できるサービス。交換可能回数は、年度(4月〜翌年3月まで)で1回のみ。
 両社は双方のWEBサイトや媒体においてこれらのサービスを告知し、利用者数の増加に努める。
朝日新聞デジタル版の年間購読で、ANAマイルが貯まるサービス (1/1):MarkeZine(マーケジン)

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 朝日新聞社は7月1日より全日空と提携し、全日空が運営する「ANAマイレージクラブ」の会員に対して朝日新聞デジタルの2つの新サービスを開始した。
 1つは朝日新聞デジタルの1年購読でANAマイルが付与される「ANAマイレージコース」の新設。月額3800円の電子版単独コースを新規に13カ月(初月無料)購読する場合に、5000マイルが付与される。14カ月目以降も購読を1年延長するたびに5000マイルが付与される。ただし、対象となるのは日本国内居住者のみで、ANAマイレージクラブの会員が新規に朝日新聞デジタルを申し込んだ場合が対象。既存の電子版単独契約(デジタルコース)や紙とのセット契約(ダブルコース)の会員は対象とはならない。また、中途解約は期間に応じ1,810円〜20,000円の違約金が請求される。
[詳細]⇒朝日新聞デジタル 総合ガイド | 朝日新聞デジタルANAマイレージコース
 もう1つはANAマイル1万マイルと朝日新聞デジタルの3カ月間の購読契約を交換できるサービス。ANAマイレージクラブウェブサイトの「マイルを使う」から、「クーポン特典」を選び、「朝日新聞デジタル購読権」から交換できる。申し込んだ翌月中旬にIDとパスワードが送られ、翌月より3カ月目の末日が有効期限となる。
[詳細]⇒クーポン特典│ANAマイレージクラブ
 新聞代でポイントが貯まるサービスといえば、毎日新聞の購読でTポイントが貯まるサービスがある(参考)が、1カ月で朝夕刊セット(月3,925円)で39ポイントと通常の還元率であり、比較するとその差は大きい。
 1万マイルあれば近距離の往復航空券に相当するため(参考)、マイルと3カ月分の購読権の交換はそれほど魅力的には映らないだろうが、1つ目の朝日新聞デジタル購読で5000マイルという数字はインパクトがある。
 通常ANAマイルをクレジットで貯める場合、ANAカードを使っても100円で1マイル(1%)。朝日新聞デジタルの1年分は45,600円であり、5000マイルは11%弱の還元率となる。現在新聞を取っていて、かつ日常生活でマイルを貯めることに熱心な「陸マイラー」であれば、既存契約を止めてこの「ANAマイレージコース」に切り替えることも視野に入ってくるかもしれない。
 新聞社のデジタルサービスが充実してきたことで、読者に対する実質的な割引サービスが充実してきている。印刷や配達にコストがかからない電子版ならではと言えるが、こうなってくると「再販制度」との整合性が問われるのではないだろうか。かつて価格の多様化を「できないようにする」方向で業界挙げて訴えてきた業界だが、デジタル技術を活用することで、既得権益は守りつつも自由競争の努力の果実は享受はしたい、という本音と建前のような構図を感じた。
 折しも先日、消費者庁から「電子サービスを本紙読者に割引価格または無償で提供しても、原則として景品に当たらない」などとする見解が示された。景品に当たらないということは、再販制度に基づく業界ルール(公正競争規約)の対象外ということになり、電子版の値引き販売は容認されることになる。「紙」という聖域の堅持は訴えつつも、自由競争の世界に対しても準備を怠らないというのが朝日の姿勢なのだろう。
[参考]⇒電子版セット販売で消費者庁の見解報告【新聞公正取引協議委員会】|日本新聞協会