edgefirstのブログ

国内新聞社を中心としたマスメディア関連のウェブサイト巡回が趣味です。業界紙的なノリでトピックスをメモしていきます。

朝日新聞、ロンドン五輪の号外紙面をfacebookに配信

 朝日新聞デジタルは、7月28日に開幕するロンドン五輪期間中にロンドン五輪期間中に、日本人選手のメダル獲得などを伝える号外画像をFacebookで配信する。
 配信は1日2回で、未明と早朝を予定。朝日新聞デジタルの公式Facebookページで「いいね!」を押すと、自分のニュースフィードに号外が表示される。すでに初戦を勝利で飾ったサッカー日本女子代表なでしこジャパン」の号外を配信している。
 この取り組みは、当日の朝刊紙面との補完関係にある。ロンドンと日本は時差が8時間あり、朝刊では十分に伝えられない結果を速報で配信していきたい考えだ。
朝日新聞デジタル、Facebookで五輪号外を毎日2回配信 - CNET Japan ニュース

 ロンドンオリンピックも開催期間の折り返し。朝日新聞がfacebookページ上で、日本人選手の活躍やメダル獲得などを伝える号外画像を連日配信している。 7月27日のサッカー日本女子代表の初戦勝利に始まり、8月5日現在19枚の画像が登録されている。
facebookページ]⇒朝日新聞facebookページ20120805122410 20120805122411
 朝日新聞のfacebookページは、号外画像だけでなく試合結果を伝える記事や写真へのリンク投稿も多くあり、タイムラインを追うことで五輪の盛り上がりの様子がひと目で分かる。ページ自体の「いいね!」の数も10,000を超えており、多くのユーザーに利用されているようだ。また、適宜変わっていくカバー写真も美しい。
 各投稿には自由にユーザーからのコメントも付けられるようになっているため、選手を称えるコメントや感動を共有するものから、判定に関する疑義や報道への違和感といった様々なユーザーの声も読むことができる。
 これまで号外はターミナル駅などで配布したり貼り出したりして、“大勢の人が集まる場所”で情報をいち早く伝えるというものだった。ほぼ全ての人が携帯情報端末を持っている現在、試合や競技の結果はすでにわかっている。しかし、号外を受け取る事でその事実を再確認し、多くの人と一緒に盛り上がれることが現代の号外の意義であろう。朝日としてはソーシャルメディアが「多くの人の集まる場所」であるという認識を固め、そこに情報を出していくことが報道機関として必要なことという意識なのだろう。