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国内新聞社を中心としたマスメディア関連のウェブサイト巡回が趣味です。業界紙的なノリでトピックスをメモしていきます。

読売新聞、時事問題を就活サイト「リクナビ」に提供

 読売新聞東京本社は6月1日から、リクルート社が運営する大学生向け就活情報サイト「リクナビ2012」に開設された就職試験対策ウェブサイト「時事トレ」に、時事問題の提供を始めた。時事トレで時事問題を勉強した大学生が、「ヨミウリ・オンライン」(YOL)の最新ニュースや就活関連情報に接する機会を増やすことで、就職活動に役立ててもらう。
 時事トレは昨年9月、就活を控えた大学生を対象にスタート。簡単な登録をすれば、3択式の時事問題をゲーム方式で、楽しみながら勉強できる仕組み。
 時事トレに時事問題を提供するための話し合いが始まったのは今年4月。より質の高い時事問題を出題することで時事トレの品質向上につなげたいというリクルート側の考えと、大学生対策を強化するため大学生への様々なアプローチを検討していた読売新聞側の考えが一致し、タイアップが実現した。
 問題と回答・解説は教育支援部の記者が編集局各部の協力によって作る。政治、経済、社会、国際、文化・スポーツの5分野にわたって幅広く網羅。現在出題中の200問のうち、読売新聞は30問を作成した。今後、毎月30問ずつ新しい問題とその解答・解説を追加し、年間を通じて計360問の問題が提供される。画面には常に「筆記対策!時事トレ supported by 読売新聞」と表記されるほか、解説文の末尾にも「読売新聞社提供」と明示される。
 (文化通信 2010年6月14日)

 読売新聞東京本社が、大学生が就職活動で利用する就職情報サイト「リクナビ」内の就職試験対策コーナーに時事問題コンテンツを提供を6月1日から開始した。
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 「時事トレ」は、ニックネームや大学名、志望職種などを簡単に登録することですぐ開始できる(適当で可)。15秒の制限で、どれだけ時事問題を正答できるかを競う(不正解は3問まで)。制限時間が来るか、不正解が3問になると成績が表示され、自分の順位が全国で何位か一目でわかるようになっている。このあたりはmixiやグリーのような「みんなで遊べる」ソーシャルアプリの特性を生かしているように感じる。
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 新聞紙面を作っている側からは「ウェブサイトでクイズで遊ばせるより、新聞を毎日読んで勉強してくれ…」という声が聞こえてきそうだが、実際の大学生との接点を作るためには有効な手段だろう。
 それにしても、すでに2012年3月卒業予定者用のサイトがすでにできていることに驚いた。卒業まで2年近くあるのにもう就職活動開始なのか。