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国内新聞社を中心としたマスメディア関連のウェブサイト巡回が趣味です。業界紙的なノリでトピックスをメモしていきます。

人気ゲーム「ぐんまのやぼう」とコラボした「上毛新聞のやぼう」

 時間つぶしや息抜きにちょうどいいスマートフォン(多機能携帯電話)のゲームアプリ。無料のミニゲームから有料の大作まで膨大な数が開発されている。「どれを選んだらいいか分からない」「スマホは持っているが、ゲームで遊んだことがない」という人も多いはず。27日にリリースされる上毛新聞社の無料アプリ「上毛新聞のやぼう」を紹介したい。
 「上毛新聞のやぼう」は、本県を題材にした大ヒットアプリ「ぐんまのやぼう」を開発した本間和明さん(28)=吉岡町出身、東京都中野区=が手掛けた。アプリは、スマホがアンドロイド搭載の場合はグーグルプレイから、アイフォーンはアップストアから無料でダウンロードできる。
: 上毛新聞ニュース

iOS]⇒AppStore - 上毛新聞のやぼう
Android]⇒Google Play - 上毛新聞のやぼう
 群馬県の県紙・上毛新聞をテーマに、一風変わったスマートフォン向けゲームアプリ「上毛新聞のやぼう」が5月27日リリースされた。iOSとAndoroid向け両方が無料で配信されている。「日本全国を群馬県にする」という奇想天外なテーマで昨年60万ダウンロードを超える大ヒットを果たしたゲームアプリ「ぐんまのやぼう」の作者が制作。ゲームの大ヒットを受け、作者の本間氏は昨年7月に群馬県の観光特使を任命されている
 ゲームを立ち上げると、群馬県の地図上に発生する新聞を集めて「J(Jomo)」を獲得し、県内の市町村へ“普及”させていく。Jで新聞や印刷機のレベルを上げると、もらえるJが増えたり新聞の出現頻度が高まる。「シェア100%」になると、「○○市内の全ての人は上毛新聞を購読するようになりました」という現実にはありえないメッセージをTwitterに投稿することができる。
群馬にまつわるクイズも用意されており、正解すると上毛新聞が発行する子供向け新聞「週刊風っ子」のキャラクター“ピュルルン”カードをゲットできる。また、上毛新聞の紙面に掲載される「キーワード」を入力すると、別のカードを獲得することができる。
 以下の動画がゲームのプレイ動画となる。なんともシュールな画面であり、普通のゲームを想像すると面食らうかもしれない。

 ゲームとはいえ一発ネタに近いアプリであるが、話題作りとしては面白いし、こうやって話題になれば、次につなげることもできるだろう。むしろ、「地元メディアと東京在住の地元出身者がコラボできた」という点が興味深い。
 作者の本間氏は「ぐんまのやぼう」を含め、100本以上のアプリをほぼ1人で作ってきた実績がある。そういった人材に地元メディアが積極的にアプローチし、仕事を依頼することで、群馬県内外の関係者の刺激にもつながるのではないだろうか。このゲームアプリをきっかけに、他の群馬県出身のプログラマーやデザイナーに「地元の上毛新聞とならこんな面白いことができるかも」という印象を与えることができたなら、成功と言えるのではないだろうか。
[参考]⇒iPhoneアプリで食べていく――「ぐんまのやぼう」ができるまで (1/3) - ITmedia ニュース