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edgefirstのブログ

国内新聞社を中心としたマスメディア関連のウェブサイト巡回が趣味です。業界紙的なノリでトピックスをメモしていきます。

虚構新聞アプリが「ニュース」ランキングでトップに

 虚構記事の配信を主な事業とする虚構新聞社(滋賀県大津市)は30日、携帯電話iPhone(アイフォーン)対応のアプリケーションソフト(アプリ)「虚構新聞」が無料ニュースアプリでダウンロードランキング1位になったと発表した。一介のウェブ新聞が既存の大手マスコミアプリを抜いて首位に立つという異例の事態だが、業界内からは「来るべき時が来た」との声も聞かれる。
本紙アプリが全国紙抜き首位 業界には困惑の声:虚構新聞

 ホントっぽいウソ記事を配信し、最近絶好調のサイト「虚構新聞社」の記事をiPhoneでスムーズに閲覧できるアプリが、Appstoreのカテゴリ「ニュース」の無料部門でダウンロードランキング1位になった。7月31日現在、無料アプリ全体ランキングでも3位につけているなど、多くの人にダウンロードされている。
 最近では「Twitterフォロワー300人以下は強制退会」が事実として拡散し騒ぎになったこともあり、ツイッターなどでは「虚構新聞がネタ記事ではなく本当の記事を配信するとは」などと驚きの声が上がっていた。
 
(図左・虚構新聞アプリのスクリーンショット 右・朝日・産経を下し首位に立った虚構新聞アプリ)
[ダウンロード]⇒iTunesプレビュー:虚構新聞
 「そば販売で店主を逮捕 香川」や「四万十川で豆腐の放流が始まる」といった地域にちなんだネタから、最近では時事問題を積極的に取り入れるようになっている。例えば「日本のテレビ放送に尽力、アナロ熊さん死去 58歳(地デジ普及のキャラクター「地デジカ」に対抗しネットユーザーが創作した「アナロ熊」を、アナログ放送が終了したことで役目が終わったことを題材に)」や、「『ユッケ、よく焼いて食べて』 消費者庁呼びかけ(ユッケによる食中毒死亡事件を受け)」など、いかにも新聞社のニュースサイトでありそうな見出しと記事の組み合わせで多くの人たちを楽しませている。
 産経や朝日といった、同じくニュースカテゴリでアプリを配信する社からすれば「せめてニュースではなくエンターテインメントのカテゴリに入れてくれ…」と苦笑いせざるをえないところか。ただし、Appstoreのランキング算出方法は直近4日間のダウンロード数を基準にした計算式(参考)という説があり、トータルのダウンロード件数ではないので、200万ダウンロードを超えた産経のiPhoneアプリを総数で抜いたわけではない。
 このアプリを作っているのは「BraveSoft」という会社だが、他にもネタフル探偵ファイルといったネット上の人気サイトをアプリ化して提供している。ニュースサイトをお手軽にアプリ化できるようだ。既存新聞社でも、ある人気コンテンツを取り出してバラ売りするときに使えるかもしれない。
 ちなみに個人的に虚構新聞の記事で一番好きなのは「バウムクーヘンの天日干しが最盛期 長野:title=バウムクーヘンの天日干しが最盛期 長野]。写真の違和感のなさと記事の組み合わせが面白い。BBCが1957年のエイプリルフールに配信した「スパゲティの木の収穫」に匹敵するインパクトがあると思う。