読売、17年ぶりに1000万部割れ 被災各県地元紙も大幅減
5月18日に新聞・雑誌部数の認証を行う日本ABC協会が4月の新聞各紙の部数を発表した。業界紙・新聞情報の5月18日付に詳細が一覧で掲載されている。全国紙や被災地の地元紙を中心に3月11日の東日本大震災の影響をまともに受けた社が多い。また、震災以前から続く新聞離れは治まる気配を見せておらず、特にブロック紙での落ち込みが続いている。
全国紙
大きなトピックとなったのは、読売新聞の1000万部割れ。こちらの記事によると平成6年以来、17年ぶりとのこと。社の至上命題でもあったが、さすがに震災の影響に吹き飛んでしまったような格好だ(【参考】読売・内山社長「私は1000万部体制にこだわり続ける」 - edgefirstのメモ)。
また、朝日21万部、毎日が15万部を前年比で大幅に減らしている。朝日の場合は社長みずから業界紙などのインタビューで「過剰な予備紙は削っていく。部数はもう少し調整が進む」と言明していたが、震災の影響は軽くなさそうだ。
銘柄 | 朝刊部数 | 前月比 | 前年同月比 | 前年同月比(%) |
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読売新聞(合計) | 9,951,191 | ▲72,776 | ▲59,533 | -0.59% |
朝日新聞(合計) | 7,703,183 | ▲163,260 | ▲211,889 | -2.68% |
毎日新聞(合計) | 3,476,205 | △20,169 | ▲150,004 | -4.14% |
日本経済新聞(合計) | 3,010,897 | ▲33,241 | ▲17,759 | -0.59% |
産経新聞(合計) | 1,657,003 | △48,510 | ▲18,741 | -1.12% |