edgefirstのブログ

国内新聞社を中心としたマスメディア関連のウェブサイト巡回が趣味です。業界紙的なノリでトピックスをメモしていきます。

朝日、草野球チーム管理の携帯サイト「草野球プレーヤーズ」開設

 株式会社 mediba(本社:東京都港区 代表取締役:大朝 毅 以下mediba)と株式会社朝日新聞社(本社:東京都中央区 代表取締役社長 秋山 耿太郎 以下朝日新聞社)は、全国の野球ファンや草野球チームを応援する、携帯電話向け一般サイト「草野球プレーヤーズ」を2010年7月20日(火)より提供開始します。
 「草野球プレーヤーズ」は、medibaと朝日新聞社が共同で運営する携帯サイトで、チームを結成して活動している全国の草野球ファンのためのサービスです。野球の試合中にスコアを携帯電話からリアルタイムで入力することが可能で、個人やチームの成績管理からメーリングリストを活用したスケジュール調整まで、チーム運営に必要な情報をすばやく簡単に管理できます。
共同通信PRワイヤー:|medibaと朝日新聞社、携帯電話向け野球コミュニティサイト 「草野球プレーヤーズ」を提供開始

 朝日新聞社がちょっと毛色の変わった携帯サイトをオープンさせていた。草野球チームのメンバー間連絡や、スコアブック入力などの“マネジメント”に特化した、「草野球プレーヤーズ」というコミュニティサイト。無料でもある程度の機能は利用できるが、フルに活用するためには有料登録が必要とのこと。代表者1名が月額1260円の有料登録をすればよいらしい。朝日による紹介は以下のページ。
朝日新聞デジタル:どんなコンテンツをお探しですか?
 サイト上には携帯電話で読めるマンガでサイト特徴の説明をしており、非常に面白かった。携帯サイトのガイダンスとしてマンガを使うのはなかなか効果的。大きく分けて以下の3つの機能がある。

  1. 携帯メールとインターネット機能を使った試合予定日の参加者確認や雨天中止連絡
  2. 選手の打席や投球のデータ・試合スコアの入力と蓄積。チーム内・リーグ内の成績ランキングも表示可能
  3. SNS機能を備えており、チームのプロフィール紹介や対戦の申込が可能


 朝日新聞社がこれに絡む理由がよくわからないが、夏の高校野球を主催するなどアマチュア野球に対する影響力を考えてということか。昨年開設した携帯SNS「参考ピープル」があまりうまくいかなかったので、今度はリアルな組織である草野球チームを狙ったのだろうか。
 なお協業しているmedibaという会社は、auのポータルサイトである「au one」の企画・制作・運営を軸に事業を展開している。EZニュースEXや凸版・ソニーとの共同電子書籍事業など、朝日新聞社KDDIとの結び付きも影響しているのだろうか。
 ところで、このサイトはまさに今大ブレイク中の「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」の主人公である“みなみちゃん”向けの携帯サイトではないだろうか。「みなみちゃんが教える草野球チーム管理術」などと銘打って、この携帯サイトのPRキャラクターに起用したら結構話題になりそう。