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国内新聞社を中心としたマスメディア関連のウェブサイト巡回が趣味です。業界紙的なノリでトピックスをメモしていきます。

埼玉はらき☆すた号外を神社で配布、北日本は元日紙面でtrue tears特集

 正月でネタがないのでアニメ×新聞関連の話題を2つ。
 昨年、65周年記念の特別紙面として人気アニメ「らき☆すた」の登場人物に埼玉県の観光スポットやグルメを紹介させる別刷り特集紙面を発行した埼玉新聞は、いわゆる「聖地」と呼ばれる舞台となった鷲宮神社で元日の未明から特別号外を発行し、参拝客に配布していたとのこと。レポートした記事によると、各種グッズが当たる抽選会まで催す気合の入りようだったようだ。
『らき☆すた』の聖地、鷲宮神社で初詣をしてきた (2/3) - Business Media 誠20100103221159(Business Media 誠サイトより。写真クリックで記事にリンク)
 また、同様に「アニメツーリズム(漫画やアニメを観光資源として捉え、地域活性化と観光客の誘引に結びつけること)」で「らき☆すた」と並ぶ成功例といわれる「true tears」の舞台である富山県の県紙・北日本新聞は、元日の紙面で1ページの特集を展開。アニメで使われたシーンと実在の所在地を紹介し、ファンがその場所を訪れる「聖地巡礼」について解説を行っている。
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 アニメ・漫画・ゲームといったオタク文化を取り込めば若者が新聞に興味を持つようになるだろう、というのは短絡的かつ非常に身勝手な考え方だが、良くも悪くもオタク文化というのはネット上で話題になりやすい特性がある。そういった特性を生かし、若者が新聞に触れるきっかけとして利用するというのは一つの方法なのかもしれない。
 そういえばWikipedia中日新聞の項目に「2005年12月15日から、「通信と放送の融合ならぬ新聞と漫画のコラボレーション」として、税・予算記事の解説に漫画『現在官僚系 もふ』のキャラクターを起用している。」との記載があったが、少し時代を先取りし過ぎたのだろうか。