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国内新聞社を中心としたマスメディア関連のウェブサイト巡回が趣味です。業界紙的なノリでトピックスをメモしていきます。

九州の地方紙7社が合同で温泉紹介サイト開設

九州温泉プレス
 九州の地方新聞社7社(西日本新聞社佐賀新聞社長崎新聞社大分合同新聞社熊本日日新聞社宮崎日日新聞社南日本新聞社)は合同で、「温泉天国・九州」を一堂に紹介するサイト「九州温泉プレス」を11月10日にオープンした。
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 各県の厳選した温泉施設計1200箇所を紹介するのが特徴。有名旅館に半額で泊まることができる応募企画がある。黒川や別府、霧島など40を超す人気の宿をピックアップし、ハガキまたはウェブサイト上から応募すると、抽選で「半額宿泊券」が購入できる。毎週月曜日到着分までで締切とし、毎週火曜日に抽選するとのこと。それぞれの施設に対し何人当選するかは特に明記されていない。
表示エラー|九州温泉プレス
 1200件の温泉施設を集め、県別や温泉名、こだわり条件(露天風呂、源泉かけ流し、エステ・マッサージありなど)で検索できるようにできているのは良いと思うが、現状では温泉宿自信のパンフレット内容や、書店に並ぶガイドブックの以上の情報はあまりないように感じる。地元紙ならではの特徴を生かすためには、やはり地元紙自身によるその温泉に関する解説や、そこで働く人々の営みがわかる記事があるといいのではないだろうか。
 例えば、北陸中日新聞が以前出版した書籍に「老舗のおかみ」があり、金沢・加賀・能登の旅館の女将をテーマにした長期に渡る連載を一冊の本にまとめている。それぞれの施設に対し、PRっぽい文章と写真や、地図や料金といった基本情報以外にも、地元の生の声を拾っていけるようなコンテンツがあるといいと思う。施設の紹介だけでは他サイトとの差別化は難しいだろうし。
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