新聞記者もブログで退職報告する時代に

　芸能人やプロスポーツ選手などが自身の結婚・離婚・出産といった話題を自分のブログで報告するのはごく一般的なこととなり、それを受けてテレビ・新聞などのマスメディアが報じることも当たり前のことになったが、近頃は新聞記者までがブログで自身の退職報告をするようになったようだ。
　⇒お知らせ：実は退職することになりました。：イザ！
　産経新聞の福島香織記者といえば、中国勤務が長く、チベット問題やギョーザ事件などの食の安全問題、中国当局の報道規制の実態など、新聞には載らないようなネタをブログで精力的に書いていたことでネットの一部では有名人である。また、０８年に帰国後は政治部で自民党担当となり、細田幹事長のインタビューの全文書き起こし（１７０００字！）などの活動をブログで行っていた。
　インターネットを自らの武器とし、ブログ読者との双方向コミュニケーションにも積極的という印象があったジャーナリストだけに、産経を１１月３０日付で退職してしまうと聞き少し驚いた。
　本人のブログによると、「会社の早期退職制度に応じるので、退職金も割り増しされる」とのこと。早期退職制度の欠点として、「仕事ができる人ほど早く先に辞めてしまう」ということがよく言われるが…。
　なお、Twitterでも自身の退職について口にしている。「退職後、会社の悪口いいません、という誓約書にサインさせられたのには笑った。」という投稿にはこちらも苦笑した。