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信頼できるメディア1位は新聞記事、折込チラシやDMも健在…凸版印刷調査

信頼できるメディア1位は新聞記事、検索サイトは年代でばらつき -INTERNET Watch
生活者の「メディアへの接触状況・評価に関する調査」|ニュースリリース|凸版印刷
 久しぶりに新聞業界関係者が「ほらやっぱり」と喜びそうなニュース。(一応)第三者である凸版印刷の調査ということで、身内のお手盛り調査とも言われないだろうし。首都圏に住む13歳から69歳の男女を対象にした調査ということで、「田舎よりも紙媒体離れが進んでいる」と言われがちな都会においても、新聞や雑誌、折込チラシやDMといった紙媒体メディアの効果がウェブに劣らないとする結果が出ている。
 概要は以下の通り(ニュースリリースの「調査結果トピックス」から)

  • 若年層の新聞離れは否めないが、テレビ・新聞は依然として消費者への高い接触率を誇る。全年代の平均値を見ると、テレビは95%以上、新聞は約80%を示しており、接触率の上位を占めている。
  • PC、携帯電話におけるウェブメディアへの接触率は、未だ年代によって大きな差が見られる。特にヤフーやグーグルなどの検索サイトにおいては、約70%もの差が生じている。
  • 20代女性において、新聞への接触率と、PC、携帯電話におけるウェブメディアへの接触率は、ほぼ同等で60%程度である。
  • 年代別の各メディアとの親和性に着目すると、20代は大手検索サイトや企業サイトなどのウェブメディアとの親和性が高く、30〜40代は企業からのDMを購入に役立て、50代は折り込みチラシや新聞広告など新聞メディアを活用していることが、それぞれ特徴としてあげられる。

生活者の「メディアへの接触状況・評価に関する調査」|ニュースリリース|凸版印刷

 凸版印刷としても電子チラシのShufoo!のようなウェブメディアでの事業を進める一方で、まだまだ売り上げの大きな割合を占める雑誌、折込チラシ、ダイレクトメールなどの印刷物の効果もきちんと主張しておきたいということなのだろうか。