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edgefirstのブログ

国内新聞社を中心としたマスメディア関連のウェブサイト巡回が趣味です。業界紙的なノリでトピックスをメモしていきます。

日経電子版、アニメソング風のラジオCM制作 人気声優を起用

 アイドル好きを公言し、新潟のご当地アイドルNegiccoを熱く推すなどTwiiterの広報アカウントがとてもユルいことで有名な日経電子版が、5月よりCMソングに人気声優を起用したラジオCMをオンエアしている。オンエアされているのは基本的にラジオ日経で、マーケット系の番組を中心に流しているとのこと。

 5月に公開された「投資はまかせろ!日経電子版」は、ロボットが登場するアニメのオープニングソングのようなノリ。企業のキーワード登録や検索機能で決算発表や上方修正などの情報を見逃さないことを勢い良く歌い上げている。

 6月から新しく公開された「ニュースはラブレター」では、いわゆる萌え系アニメの主題歌のテイストで、「キミのハートをときめくニュースで打ち抜きたいの(ずっきゅん!)」など、いち早くニュースを伝えたい気持ちを、少々恥ずかしくなるような歌詞に乗せて訴えかけてくる。

 歌の途中で「フゥフゥ」「ハイハイハイハイ」や「ニッケイ デンシバーン」など所々で入る聴衆からの合いの手も聞き所の一つだ。っていうか広報アカウントの中の人の上司が参加してるって本当ですか?*1

 なお、ラジオで流れているのは40秒のものであり、それぞれのCMソングのフルバージョンは下記の特設サイトで聴くことができる。じっくり聞くと、アイドルのステージMCやコール&レスポンスの要素を盛り込むなど趣向を凝らした作りになっており、それはそれで味わい深い。制作者の趣味が存分に生かされているような感じだ。

日経電子版×佐藤聡美 スペシャルサイト
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 歌っているのは、女子高生バンド活動をほのぼの描いたアニメ「けいおん!」などで人気の声優・佐藤聡美さん。2つのCMソングを通して聞くと、同一人物が歌っているとは思えないほど歌い分けており、さすがはプロの声優を起用しただけの出来栄えだ。

 Twitterで反応を見ると、万人に受け入れられているわけではないが、「ぶっとんでる」「壊れすぎw」「頭から離れない」などの書き込みがあり、刺さる人には刺さっているような印象だ。また、「日本経済新聞社って、ゆるい会社なんだろうな、と、想像してしまう・・・」といった反応もある。

過去の日経新聞のCMといえば、「エリートビジネスマン」「デキる女上司」などがさっそうと登場して、新人に「まだ読んでないの?」のような、新聞を読むことの意義を上から目線で説くみたいなものが多かったような印象がある。

 それが電子版以降、「田中電子版」のようにコメディ要素を盛り込んだものが出てくるようになった。また、ネット限定で「彼女が日経をすすめてきた」のような、ネットで話題になることを意識したPR展開が使われるようにもなった。そして、このようなCMをネットだけでなくラジオでも流すことで、主に若い世代に対して固い会社に見られがちな新聞社のイメージを変えることにもつながっているかもしれない。

*1:本当だそうです。プロモーション担当部の次長と課長が合いの手を入れているとのこと