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edgefirstのブログ

国内新聞社を中心としたマスメディア関連のウェブサイト巡回が趣味です。業界紙的なノリでトピックスをメモしていきます。

地方紙で進む入選者の名簿検索 福井は書き初め、新潟日報は美術展で

 福井新聞社は21日、第80回県かきぞめ競書大会1次審査結果(特選者名簿)を、電子新聞「福井新聞D刊」の速報サイト「fast(ファスト)」に掲載する。3千人を超える1次審査通過者(特選者)を「学校名」「学年」で絞り込み検索できる。
 公開は同日午後2時ごろを予定。22日付の紙面に先駆けパソコンやスマートフォンタブレットなどで閲覧することができる。結果速報は1次審査のみ。
 「D刊」「fast」(ともに有料)の購読申し込みはD刊トップページ(http://dkan.fukuishimbun.co.jp)から。問い合わせは福井新聞コールセンター=電話0570(088)291。
特選決まる、福井県かきぞめ競書 福井新聞D刊で紙面に先駆け発表 催し・文化 |福井新聞ONLINE

 福井新聞は1月21日、応募総数が6万7千を超える「第80回福井県かきぞめ競書大会」の1次審査の結果をインターネットで検索できるサービスを公開した。電子新聞「福井新聞D刊」のコンテンツで、ニュース速報を提供する「福井新聞fast(ファスト)」上で利用できる。

 このかきぞめ展は、福井県の小学1年生から大学生までを対象に書道作品を募集するもので、今年は6万6788点の応募があり、特選(1次審査通過)3510点、秀作1万203点、入選2万120点が選ばれた。特選である1次審査の通過者は22日付の福井新聞紙面に掲載されるが、電子版の有料会員はそれよりも1日早く学年、学校名、地区を指定して検索できる。1次審査の通過者だけでも3千人が掲載されることになるため、紙面から探す手間を軽減できる。

福井新聞D刊

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 また、新潟日報は昨年12月、こちらも応募総数が3万2千を超える「第46回県ジュニア美術展覧会」の審査結果を、新潟日報読者を対象にした会員制ウェブサイト「新潟日報モア」の中で検索できるようにした。この美術展は幼稚園・保育園から中学生までを対象にしており、絵画や版画など平面作品の総合作品展。学年および地区を指定することで、特賞30点、優秀賞190点、奨励賞1840点の入賞者を検索することができる。また、特賞の作品については検索結果またはギャラリー形式で画像を閲覧することも可能となっている。

2015 県ジュニア展|新潟日報モア

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 それぞれ子どもを対象にした数万点もの応募がある作品展であり、地方にとっては一大イベント。これまでであれば入選者の氏名を紙面に載せることで完了してきたのが、デジタルを活用することでより利便性が向上する好例と言えるだろう。どちらも会員限定にしていることから、応募した子どもや孫を持つ世帯をターゲットにした会員獲得のためのコンテンツと考えられる。

 マラソン大会では大会申込サイトであるランネットの「ランナーズアップデート」のように、ゼッケン番号や氏名を入力することで5Kmごとの通過時刻やラップタイムをレース中にリアルタイムで知ることができるサービスが一般的となっている。デジタルを活用することで、膨大なデータの中から自分の必要な情報だけを抜き出すことが容易になった。

 毎年春に行われる教職員や公務員の人事異動検索が地方紙の課金コンテンツとしてすっかり定着しているように、地方に暮らす人々にとって、「自分と関係があるリアルな人の動き」が手軽にわかるというのは重要だ。全国紙やネットメディアが進出してこない領域でもある。個人情報保護との兼ね合いもあるが、さまざまなジャンルの名簿検索機能がこれからの地方紙のデジタル戦略にとって欠かせないものになっていくのではないだろうか。

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