2015年よく読まれたエントリトップ10
ブログを開設してそろそろ7年目になります。今年の更新回数は45回と、週1回のペースを維持できませんでした。本当はもう少し書きたいネタもあったのですが、調査や筆力、そして何よりも時間が足りず…。気まぐれに近い更新にも関わらず、日々ご愛読、応援してくださっている方にこの場を借りて感謝申し上げます。
今年は読売、朝日の2大新聞社がニュースサイトを開設して20年という節目の年でした。日本のインターネットの歩みで重要な役割を果たしてきたニュースサイトも20年を経て、様々な形に進化してきています。デジタル化で先行する日経は有料会員43万、朝日は24万と着実に会員を増やす一方で、読売新聞は12月から新聞販売店を通してタブレット端末を配るという実験で始めています。各社とも紙を守りつつも、デジタル化の波はこれからも止められないものとなるでしょう。
一方で、各社とも構造改革を迫られています。中国新聞は4月末で夕刊を廃止し、朝刊と別刷りの有料媒体を合わせて配るという取り組みを始めました。また、朝日新聞は2016年4月をめどに編集局の一部を分社化することを宣言。新聞社にとっての心臓部である編集局も聖域ではないということで衝撃を与えました。こういった動きは、来年以降も進んでいくでしょう。
2015年をまとめる意味で、今年アクセスの高かったエントリをランキングにまとめました。なおランキングは今年書いたエントリが対象です。
- 地方紙の定番有料コンテンツ 春の教職員・公務員人事異動検索
- 書評「小説 新聞社販売局」 販売現場のリアリティと左遷記者の復讐
- 10年前と比較した都道府県別シェア1位の新聞普及率(2015と2005)
- 四国新聞が「ビジネスライブ」開始 月5400円、データベースと速報で香川最強のツール目指す
- 読売新聞が年間通じ1000万部を割り込む 21年ぶり、1年で66万部減
- 中国新聞が4月末で夕刊を休止 朝刊セットの新媒体「SELECT」で価格維持
- 朝日新聞、16年4月目標に編集部門を一部分社化 校閲・デザインなど対象か
- LINEがニュース配信機能を外部メディアに開放 開始1週間の累計ユーザー数は530万
- 新聞社のLINEスタンプ、どこまで広がっている?
- 朝日新聞がオープンデータ推進 政務活動費や国会議員資産の集計CSVを公開
来年もどうぞよろしくお願いいたします。それではみなさま、よいお年を。