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edgefirstのブログ

国内新聞社を中心としたマスメディア関連のウェブサイト巡回が趣味です。業界紙的なノリでトピックスをメモしていきます。

目覚ましアプリ「インコ式静岡新聞」 過去のネタCMをスマホで実現

アプリ ネタ

 静岡新聞社は、慌ただしい朝にシンプルに楽しく必要な情報を得られるスマートフォン向けアプリ「インコ式静岡新聞」をリリースしました。編集デスクが厳選した話題3本を毎朝インコが届けます。インコがあなたを起こしてくれるだけでなく、忙しいあなたに代わってニュースを読み上げます。その日の天気もお伝えします。
 インコ式静岡新聞は、iPhoneAndroidスマートフォンに対応しています。それぞれAppStore、Google Playからダウンロードできます。価格は無料です。
 静岡新聞社は、毎日ニュースに触れ続けることが大切だと考えています。インコ式静岡新聞は、習慣としてニュースに触れたくなるような楽しい方法を模索する中で生まれたサービスです。どうぞお楽しみください。
朝、ホットな話題をスマホに インコ式静岡新聞|静岡新聞アットエス

 2009年から2010年にかけて静岡新聞が企業CMとして県内向けに放送していた「インコ式静岡新聞」をご存知だろうか。「知的なインコがあなたのためにニュースをさえずる」「紙面という枠を超え、あなたの両手を開放する」という謳い文句で、2030年開始予定であることを堂々と宣言したネタCMである。サラリーマンの肩でインコが大真面目にニュースをしゃべる姿や、記者がインコに記事の内容を覚えこませるシーンのシュールさが静岡県民と新聞業界マニアの間で話題となった。

 そして2015年。予定よりも15年も早く「インコ式静岡新聞」が実現した。ただし、本物のインコがニュースをさえずるのではなく、スマホアプリという形で。iPhoneおよびAndroidスマートフォンに対応しており、無料で利用できる。

[公式サイト]⇒インコ式静岡新聞 | 静岡新聞SBS
iPhone]⇒インコ式静岡新聞を App Store で
Android]⇒インコ式静岡新聞 - Google Play の Android アプリ
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 アプリは目覚まし時計の機能がメイン。設定した時刻になると、さわやかな音楽とともにキャラクターとなっている代表“鳥”締役「ピヨスケ」の声で起こしてくれる。起きないと5分ごとに催促してくれる機能も搭載している。待受画面から起動し、静岡新聞の題字部分をタップすると、3つのニュースの要約記事を読むことができ、全文は静岡新聞ウェブサイト「アットエス」にリンクして読めるようになっている。

 要約記事の画面でピヨスケの顔部分をタップすると、テレビCMの時にも使われていた特徴ある声で読み上げてくれる。また、ピヨスケの着せ替えをしたり、地域を設定することで該当地域の天気予報をチェックすることもできる。

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 一見、ゆるふわで何の目的あるのかよくわからないアプリであるが、根底にはニュースを読む習慣がない、あるいは自分の興味のあるニュースしか読まない世代に対し、新しいニュースの入口が必要という問題意識があるようだ。今時の高校生や大学生に授業で「新聞を読むことは大事だ」と口を酸っぱくして伝えたところで、その場ではハイハイ頷いてくれたとしても、それを習慣にしてくれる可能性は極めて低い。「かわいい目覚ましアプリのついでに新聞記事にも触れてみませんか?」というアプローチを取ったのだろう。

 ところで静岡新聞といえば「インコ式静岡新聞」だけでなく、

  • 企業ブランディング「ドS。キャンペーン」
  • 本物のみかんや茶葉を使って制作した「みかん新聞」「お茶新聞」

といった、全国の新聞社の中でもかなり尖った広告宣伝を行うことで知られている。次はどんなテーマで展開してくるのか、引き続き楽しみだ。

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