edgefirstのブログ

国内新聞社を中心としたマスメディア関連のウェブサイト巡回が趣味です。業界紙的なノリでトピックスをメモしていきます。

日刊スポーツ、「スターウォーズ新聞」発売 新作公開に合わせ1年通し発行

 「スター・ウォーズ・イヤー」がスタートしました。2015年12月18日、10年ぶりの最新作「STAR WARS : THE FORCE AWAKENS(原題)」が、ついに世界同時公開されます。三十数年間にわたって地球を熱狂させてきた、世界最高の映画シリーズの7作目。日刊スポーツは、新たな伝説の幕開けを記念して、世界初の専門紙「スター・ウォーズ新聞(THE STAR WARS NEWS)」を創刊します。第1弾は1月9日から順次発売。1年間にわたって、スター・ウォーズの世界と最新情報をお伝えします。第1号では、新作情報、過去6作のすべてが分かる巨大完全ガイドや、101キャラを網羅した巨大相関図をはじめ、キャラ弁、ダークサイ度チェック、最強の侍選手権、リアル報道、市川海老蔵さんや宇宙飛行士野口聡一さんらのインタビューまで、オリジナル企画が満載 !  ダース・ベイダーの呼吸音ARも掲載。マスター(中高年や熱心なファン)も、パダワン(若者や初心者)も、みんなが楽しめるSW一色の専門紙です。お楽しみに!
世界初の専門紙 「スター・ウォーズ新聞」創刊!第1号は1月9日から順次発売! : nikkansports.com

 日刊スポーツ新聞社は1月9日、タブロイド紙スター・ウォーズ新聞(THE STAR WARS NEWS)Vol.1」を発売した。2015年12月18日の新作「エピソード7/フォースの覚醒」公開に合わせ創刊されたもので、仕様はタブロイド判32ページ、オールカラーとなっている。12月の映画公開まで1年を通し発行するとのことで、発行回数は明らかになっていないが第2号は5月発売予定。連載の予定から、少なくとも5回以上は発行される見込み。

 価格は1部350円(税込み)。購入は全国のコンビニエンスストアや駅売店、全国のASA(朝日新聞販売所)、主要書店などで可能。また、日刊スポーツは楽天市場に「ニッカンスポーツショッピング」を出店しており、そこからも購入可能となっている。

 第1号では新作映画の情報や過去6作の紹介、シリーズに登場する101キャラを網羅した巨大相関図、市川海老蔵さんや宇宙飛行士の野口聡一さん、乃木坂46白石麻衣さんへのインタビュー記事のほか、スマホタブレット向けアプリ「ニッカンAR」をダウンロードすることでダース・ベイダーの呼吸音を楽しむことができる。そのほか映画に登場するメカ「X-WING」や主要キャラクターである「C-3PO/R2-D2」の特集や、スターウォーズキャラ弁の作り方などのページもある。




 エンタメ関連グッズとしてこういったタブロイド紙企画を完全にパッケージ化した日刊スポーツ。3年前に創刊した月刊AKB48グループ新聞や、産経新聞が韓流エンタメ紙「韓Fun」から撤退した後も発行が続くアジアエンタメ紙「Choa(チョア)」など、長く続いている媒体も多い。新聞用の紙と制作システム・印刷設備を利用することで編集や紙代や制作単価を低く抑え、流通は既存の駅・コンビニへの新聞販売ルートを活用。価格を300円程度と安くし、全国のコンビニで買えることが大きな特徴だ。

 新聞紙なので保存には向かないが、コレクショングッズの一つとして雑誌感覚のフロー情報を読むには過不足ない。公開が近づき新作映画への期待が膨らむにつれ情報が小出しに掲載されることも期待される。個人的にはネット上でも少し立ち読みができるとよりプロモーション効果があるように感じる。

 レイアウトは相変わらずコテコテのスポーツ新聞スタイルで、個々のページに派手な見出しに文字や写真がびっしりつめ込まれている。使用している色数も多く、正直今の若者や女性には読みづらいのではと思わなくもない。個人的にはもう少し情報量を減らし、スポーツ紙独特の見出しや色数を抑え、スペースに余裕を持たせるなど、シンプルかつモダンにまとめた方が好みだ。編集側としては長年培ってきたレイアウト手法を捨てられないのかもしれないが、すでにタブロイド判で多くの商品を手がけているのだから、たまにはレイアウトで思い切った挑戦してもいいように思う。