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edgefirstのブログ

国内新聞社を中心としたマスメディア関連のウェブサイト巡回が趣味です。業界紙的なノリでトピックスをメモしていきます。

北陸新幹線開業に合わせ「北陸・信越観光ナビ」開設 沿線地方紙5社が共同運営

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 3月14日の北陸新幹線(長野経由)の金沢延伸開業を機に、信濃毎日新聞社など北陸信越の地方紙5社は14日、新しい観光情報サイト「北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ」の運営を始める。距離がぐっと縮まる北陸信越で活発化する交流を見据え、地方紙の豊富な地元情報を生かして観光ニーズに応えていく。
 本社はこれまで、新潟日報社新潟市)と共同で運営していたホームページ「信越観光ナビ」で、長野、新潟両県の観光情報を発信。新幹線延伸を機に設ける新サイトには北日本新聞社(富山市)、北國新聞社金沢市)、福井新聞社福井市)も加わり、エリアを富山、石川、福井各県にも広げる。事務局は信濃毎日新聞社に置く。
 新サイトの内容は、(1)各紙が紙面で掲載した観光に関わる記事を紹介する「観光ニュース」(2)各社が独自に収集した情報を載せる「イベント情報」(3)各県約100カ所の観光地を紹介する「スポット情報」―が柱。パソコン、スマートフォンにそれぞれ対応した画面が表示される。
北陸信越、新観光情報サイト 本社など地方紙5社、交流見据え|信濃毎日新聞[信毎web]

 信濃毎日新聞社などの北陸信越の地方紙5社が1月14日、観光情報サイト「北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ」の運営を開始した。事務局は信濃毎日新聞に置かれ、新潟日報北日本新聞(富山)、北國新聞(石川)、福井新聞の5社が共同で運営する。ドメイン(hokurikushinkansen-navi.jp)をwhoisで調べると信濃毎日新聞社の名前で契約しており、主導的な立場を果たしている様子が伺える。

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 これまで信濃毎日新聞新潟日報と共同で2010年くらいから「信越観光ナビ」という長野と新潟の観光情報サイトを運営し、県内の観光ニュースやおすすめイベントを掲載してきた。今回新たに「北陸・信越観光ナビ」が立ち上がったことで、信越観光ナビは更新を停止する。

 デザインは写真がグリッドスタイルで配置する今風のレイアウトで、これまでの「信越観光ナビ」から大胆にリニューアルされたものとなっている。スマートフォンでも最適化された画面が表示され、日々更新される情報も「ニュース」「イベント」の観光情報に特化。総合や県別の「アクセスランキング」も目立つところに置かれているのも、ユーザーの「何から読んだらいいのか?」にニーズに応えている。

 あれこれメニューを増やすことなく、シンプルなデザインを打ち出すことで、北陸新幹線の延伸開業を機にこれらのエリアへ足を運んでみたいという目的を持って訪れるユーザーを、できるだけ迷わせないようにという配慮が感じられる。また、目的を「観光」と明確に定義することにより、記事ページの間に自然な形で広告ページを挿入する「ネイティブアド」のような企画も打ち出しやすいようにも感じた。

 沿線の地方紙が共同で観光情報を発信することで、単純に首都圏などの大都市から人を呼ぶだけでなく、沿線地域間の交流も促進していこうという意図が感じられる。課題はどれだけネットで話題になるようなコンテンツを盛り込めるかだろう。

 新聞紙面記事から抽出して掲載することで、日々のコンテンツ更新量はある程度確保できる。ただ、どうしても地方紙の記事は「その県の住民」であることを前提にした書き方となり、県外在住者への意識が薄い。また、新聞記事はまず5W1Hを基本とし、主観をなるべく排除した無味無臭なものになりがちだ。単なる観光にとどまらず、人の交流を促進するというコンセプトを深めるために、そのイベントや観光スポットに対する思いや感想も盛り込んだ、ネットの文脈に合ったオリジナルの記事も必要となるだろう。そういった記事を時折挟んでいけるようになれば、複数地域にまたがる観光情報サイトとしてオンリーワンに近づけるのではないだろうか。