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edgefirstのブログ

国内新聞社を中心としたマスメディア関連のウェブサイト巡回が趣味です。業界紙的なノリでトピックスをメモしていきます。

朝日新聞デジタル3年契約で最新iPadがセットに 新機種への無償交換も

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 神奈川県や東京都など首都圏を中心にパソコンショップを約60店運営するピーシーデポは、3月7日より朝日新聞の電子版「朝日新聞デジタル」と、タブレット端末iPadをセットにして、さらに初期設定や必要な機器設定と使い方の説明、使用中のサポートをセットにした、朝日新聞デジタルiPad ピーシーデポオリジナルセット」の販売を開始した。

[商品紹介]⇒朝日新聞デジタル+iPadセット | インターネットデバイス・ネットワーク総合専門店【PC DEPOT】

 iPadは昨年11月に発売された現行最新モデルiPad Air(16Gバイト)またはiPad mini Retina(16Gバイト)のいずれかを選択でき、それぞれ限定で300セットを月額3800円(税別)で提供する。通常価格はiPad Airプランが月額4400円(税別)、iPad mini Retinaプランが月額4100円。なお、申し込みから3年間の定期購読プランとなっており、途中解約はできない。iPad本体は解約時は返却するか経過年数に応じた価格で買取りができる。

 目を引いたのは、無料オプションとして「iPad 2年アップグレード保証」がついていること。契約から2年後以降、その時の最新モデルのiPadに1回のみ無償交換する。iPadはこれまで1年に1度新しいモデルが発表されており、2年後には新しいモデルが発表されている可能性は極めて高い。過去のブログ記事で半分冗談のつもりで、

 日経あたりがGoogleSamsungと組んで、若者向けに「電子版単独コースなら常に最新のAndroidタブレットを無料で提供します」みたいなキャンペーンを始めたらかなりのインパクトがありそうだ。
朝日新聞デジタル、新規2年契約でiPad2が無料となるキャンペーンを復活 - edgefirstのブログ

 と書いたことがあるが、まさにそれが現実のサービスになってしまった。ピーシーデポは今後、Xperia TabletNexus 7とのセットプランも提供していくとのことで、ユーザーは自分の好きな端末を選べるようになる。

 税抜き価格でざっくり計算すると、3年分のトータル購読料金は3,800×36=136,800円。iPad Air(16GB、Wifi)は51,800円であり、2年後に同価格の新しいモデルに交換したとすると合計103,600円。差し引き33,200円となり、1カ月にすると922円となる。iPadは解約時に返却か買取をしなければならないが、3年間月1,000円弱で朝日新聞デジタルに最新のiPadがついてくるというのはかなりお得を感じさせる商品設定だ。

 今年の新年あいさつで、朝日新聞の木村社長は「今年は新聞販売店を使った朝日新聞デジタルの営業を本格的に開始する」と宣言し、7月より全国のASA販売店から先進的なデジタル実験店を指定してデジタル販売の新戦略を打ち出すとしている。もしかしたら、このような端末セット販売を販売店にもやらせようと考えているのではないだろうか。なにしろトップが「若者に紙は届かない」と公言してしまうのだから、「紙はもういらない」という読者には朝日新聞デジタルがインストールされた端末を販売し、設定や使い方、便利な活用方法などを教える。あるいは、電子版で不要となる印刷・配達・集金にかかるコストを端末代に還元し、無料で提供することも決して不可能ではないだろう。

 実験的なタブレット端末とのセット販売を電子版創刊翌年の2012年4月から始めている朝日だが、そろそろ蓄積されたノウハウが表に出てくる時期なのかもしれない。