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edgefirstのブログ

国内新聞社を中心としたマスメディア関連のウェブサイト巡回が趣味です。業界紙的なノリでトピックスをメモしていきます。

毎日新聞、東京都知事選でボートマッチ提供 地方選挙で初

ウェブ メモ

 株式会社毎日新聞社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:朝比奈豊)は23日17時より、「毎日新聞ボートマッチ『えらぼーと都知事選』」の提供を開始しました。
 今回の都知事選は東京五輪パラリンピックの在り方や原発をどうするかなど、国政選挙並みに注目される選挙です。毎日新聞はこうした点を踏まえて立候補者にアンケートをしました。「えらぼーと都知事選」では、その回答を基礎データとして利用者との「一致度」を算出します。利用者がアンケートと同じ質問に答えることで、どの候補者が自分の考えと近いかを知ることができます。
「毎日新聞ボートマッチ(えらぼーと)」東京都知事選挙版の提供を開始

2007年の参院選で日本のメディアとして初めてボートマッチを実施し、これまでの国政選挙で5回実施してきた毎日新聞が、1月23日告示、2月9日投開票の東京都知事選での提供を開始した。パソコン、スマートフォンタブレット端末で利用でき、結果をTwitterfacebookに投稿することもできる。

[利用はこちら]⇒2014東京都知事選 毎日新聞ボートマッチ「えらぼーと」

 これまで延べ200万人を超える利用があり、有権者が投票先を判断するためのツールの一つとして徐々に定着しつつある毎日新聞のボートマッチが、今回はじめて国政選挙以外で提供される。有権者数が1082万567人に上る大型選挙であり、15人もの候補者が入り乱れている。マスメディアの関心も「原発脱原発か」に偏り、都政に対する候補者の政策をじっくり比較する余裕もない中、毎日新聞がこのようなツールを広く提供したことは、メディアとして多くの人の関心に応えたと言えるのではないだろうか。

   

 質問は東京五輪パラリンピック、待機児童問題など東京都政にかかわる設問のほか、アベノミクスへの評価、原発をどうするか、消費税の引き上げ、特定秘密法への賛否、ヘイトスピーチに対する考え、教育委員会制度など15問が設定されている。質問は安倍政権の姿勢を問うもの、都政を問うものそれぞれあるが、なぜこの質問が選ばれたのかという理由についても説明が欲しかったところ。大方しばらく国政選挙がないから「直近の民意を知りたい」ということなのだろう。

 前回の参院選では操作にアニメーションを多用し個人的にはイライラしたが、今回はそういうビジュアルに過度に凝るようなことはなく、シンプルに表現され使いやすくなっているところは好感を持てた。

 当たり前だが主要候補以外からもきちんと回答を集めており、未回答の候補も届き次第一致度が表示されるようになっている(未回答者の一致度を0%と表示するのは正直いかがなものかと思うが)。「1000リツイートで出馬」でネット界隈で話題の家入一真氏は1月24日午前8時現在未回答のようだが、家から出ず、Twitterや生放送などネットをフル活用して選挙活動を行うというなら、早めに答えておいた方が良いのではないだろうか。1月28日に再度確認したところ、回答が反映されていたようで、一致度が表示されている。

 毎日新聞のボートマッチは、立候補者へのアンケート結果を基礎データとして使い、利用者に立候補者と同じ質問に答えてもらうことで、どの候補者が自分の考えと近いかを計算式に当てはめ、結果を%数値で示している。ロジックは開示されており、候補者への質問を決めアンケートを集めれば、地方紙が各県知事選などの選挙で活用することも可能だ。

 こういったツールを自前で用意できない社は、このツールを使わせてもらうことを検討しても良いのではないか。質問の切り口次第で、それぞれの社の独自性を出すことは十分可能と考えられる。今や「競争」と「協調」の時代であり、毎日は共同通信の加盟社でもあるのだから、そういう動きが各地の選挙で出てきても良いようにに思う。