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edgefirstのブログ

国内新聞社を中心としたマスメディア関連のウェブサイト巡回が趣味です。業界紙的なノリでトピックスをメモしていきます。

朝日新聞デジタルとKindleFireHDをセット販売 設定・サポート付きで月3800円

 朝日新聞を紙面イメージそのままに、拡大縮小表示や、読みたい記事のハイライト表示など、読みやすさを追求した「朝日新聞デジタル」と、 持ち運びが便利でデジタル新聞との相性もバッチリのAmazon製タブレット「Kindle Fire HD」シリーズのセットを、 期間限定で朝日新聞デジタルの通常価格と同じ月額3,800円(税込)でご提供致します。
 しかも、初期設定や使い方のご説明、不具合時の対応など、ピーシーデポがサポート致しますので、初心者の方でも安心してご利用いただけます。 朝日新聞のご購読をご検討中の方や、タブレットにご興味のある方は、ぜひこの機会にお求めください。
朝日新聞デジタル+Kindle(キンドル)セット | パソコンショップのPC DEPOT

 神奈川県や東京都など首都圏を中心にパソコンショップを運営するPCデポは、Amazon.co.jpのタブレット端末「Kindle Fire HD」と朝日新聞の電子版「朝日新聞デジタル」をセットにして、さらに初期設定や必要な機器設定と使い方の説明、使用中のサポートをセットにした、「朝日新聞デジタルKindle Fire HDピーシーデポオリジナルセットコース」を300セット限定で発売した。
Kindle Fire HD」は7インチモデルと8.9インチモデルを用意し、価格はどちらも月額3800円。7インチモデルは32GBでメールアドレスの付与および設定サービスも付いてくるが、8.9インチモデルは16GBとなりメールアドレスはオプション(月262円)となる。3年契約となり途中解約はできない。
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 設定およびサポートの内容はKindleFireHDに対する朝日新聞アプリの設定・登録と使用方法の10分程度のレクチャー、購読期間中の再設定と復旧(年10回まで)。流行のタブレット端末を使ってみたいけど、機械の設定に自信がない高齢者が主なターゲットだろうか。PCデポは修理や診断に特化した「パソコンクリニック」という事業にも力を入れており、こういうサポートはお手のものなのだろう。
 PCデポは昨年の10月にはすでに「朝日新聞デジタルの店頭販売・設定サービス(PDF)」を手がけており、11月には「神奈川新聞電子版をPCデポのプレミアム会員向けに配信(PDF)」というサービスも開始。また、新聞だけでなくESSEや日経WOMAN、GetNaviレタスクラブといった雑誌の電子版とiPad+wifiルーターのセットなどの販売も手がけている(参考)。下記の東洋経済ONLINEの記事で書かれているように、パソコン本体や周辺機器を売るだけでなく「サービスの売上」を重視し、使い方のわからない人に活用法を教えたり、新聞・雑誌の電子版やNHKオンデマンド、Huluといった有料動画配信サービスの販売代行にも力を入れている。
[参考]⇒ピーシーデポは朝日新聞を売る | 企業 | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト
 iPadとのセット販売など、紙の新聞との併読だけでなく、電子版単独の販売も積極的に仕掛ける朝日新聞社。数年前までだったらありえないことだったが、さすがトップが「若者に紙は読まれない」と公言するだけある朝日だ。ひょっとしたら、今回PCデポが行うようなことを、将来的に新聞販売店にも広げていこうという考えではないだろうか。
 紙の配達は続ける一方で、「紙はもういらない」という読者には朝日新聞デジタルがインストールされた端末を販売し、設定や使い方、便利な活用方法などを教える。紙の新聞の印刷・配達や集金コストを考えれば端末分を無料にすることは決して不可能ではないだろう。新たなビジネスモデルのためのノウハウを、こういった取り組みを通して蓄積し始めているのかもしれない。