edgefirstのブログ

国内新聞社を中心としたマスメディア関連のウェブサイト巡回が趣味です。業界紙的なノリでトピックスをメモしていきます。

下野新聞、「教えて!カンドー社長」を公開 佐賀新聞は社長が堀江貴文氏と対談

 皆さんからいただいた質問に弊社社長・観堂義憲本人がお答えする「教えて!カンドー社長」。本編です。
 下野新聞のこと、観堂本人のこと、ざっくばらんに答えさせていただきました。撮影場所は、宇都宮市・オリオン通りの「下野新聞NEWS CAFE」の前です。
 質問を寄せていただいた皆さん、本当にありがとうございました。動画内でお答えできなかった分も含め、すべての質問・要望・意見に、観堂本人が目を通させていただきました。
教えて!カンドー社長|下野新聞「SOON」

 下野新聞は6月15日、ウェブサイト「SOON(スーン)」で観堂義憲社長本人がネットで募った質問に直接動画で答える「教えて!カンドー社長」を公開した。質問の募集は6月1日から7日まで、facebookページへのコメントとメールで受け付けており、その中からいくつか質問がピックアップされている。
[参考]⇒下野新聞、facebookで社長への質問を募集 本人が動画で回答 - edgefirstのメモ20130619002525
 6分ほどの動画で、毎日新聞時代の経歴から始まり、好きな俳優、好きなプロ野球球団や「人生最後の食事に何を食べたいか?」といった個人的な話題から、もし自分が現役記者時代にTwitterがあったら使ったかといった質問に答えている。なお、観堂社長は携帯は苦手だが、パソコンは得意とのことで、近々ソーシャルメディアにも挑戦してみようかと思っているそうだ。
 この下野新聞の社長の取り組みをみて思い出したのが、佐賀新聞の中尾清一郎社長が元ライブドア社長の堀江貴文氏と対談したこと。対談の模様は6月10日の佐賀新聞に掲載されたが、ウェブサイト上は対談記事と動画を同じページに掲載しており、記事部分で削られたやりとりも含めて、動画とテキストで見比べながら見ることができる。メディア業界では忌み嫌う人も多く、地方新聞社の持つ土着性や情緒性と正反対の性格を持ち、合理性の権化のような堀江氏と直接対談するだけでも勇気あるなあと感心したが、動画で対談の模様も公開してしまうことについても驚いた。中尾社長が「『予定調和』にどっぷり浸っている私の質問と噛み合わず、申し訳ないことをした」と率直に反省しているように、全くカルチャーの異なる人物との対談ではあったが、そこに恐れず飛び込んでいこうという意欲には敬意を表したい。
[対談の模様]⇒20130619082720

 新聞社トップのスピーチといえば、業界関係者を前にしたあいさつだったり、来賓としてのあいさつだったり、いわゆる居心地の良い「ホーム」の立場でのあいさつが定番だ。しかしそれでは多くの人にメッセージを届けることはできない。より多くの人にトップのメッセージを伝えていくためには、敢えて「アウェイ」の環境にも積極的に顔を出し、情報発信していくことが必要ではないか。「アウェイ」の場では、無視に近いような反応や思ってもみないような反応、時には厳しい批判にもさらされるだろうが、そういう経験をたくさんしてこそ自分たちがどう見られているか実感でき、その中で自分たちの「存在意義」を発信していくにはどうしたらいいのか、という課題解決につながるのではないだろうか。