edgefirstのブログ

国内新聞社を中心としたマスメディア関連のウェブサイト巡回が趣味です。業界紙的なノリでトピックスをメモしていきます。

河北新報、東北の参院選候補者のネット選挙対応状況を公開

 夏の参院選からインターネットを使った選挙運動が解禁されることを踏まえ、「東北6選挙区の立候補予定者 ネット対応一覧」を公開しました。
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1123/net/index.htm
 立候補予定者が開設したホームページ、ブログ、ツイッター、フェイスブック、ユーチューブのURL(アカウント)にリンクしています。皆さんが情報収集する際の一助になれば幸いです。
河北新報社 | Facebook

 東北地方のブロック紙である河北新報社が、ウェブサイト上で7月の参議院選挙での東北6選挙区の立候補予定者ネット選挙活動についての対応状況を一覧で掲載したリンク集ページを公開した。各党の立候補予定者が開設した公式ホームページ、ブログ、TwitterfacebookYoutubeのURLにリンクしている。
[該当ページ]⇒河北新報/参院選とうほく 東北6選挙区の立候補者 ネット対応一覧
 立候補予定者は6月4日付の記事に拠っているが、各予定者の対応状況を集計したところ下記のような結果となった。自民党はさすがボスが率先してfacebookを利用していることもあり全員が利用。また、共産党のブログ、Twitter利用率も高い。Youtubeのアカウントまで持っている候補は少数だが、それ以外は全て半分以上の予定者が利用していことがわかる。

政党名 候補者数 公式サイト ブログ Twitter facebook Youtube
自民党 6 5 3 4 6 1
民主党 4 4 1 2 3 2
みんなの党 2 1 1 1 1 0
生活の党 2 2 1 2 2 1
みどりの風 1 1 0 0 1 0
共産党 6 1 6 5 3 0
社民党 1 0 0 0 0 0
諸派 6 1 5 2 2 0
無所属 2 1 0 1 1 0
利用率 (合計30) 53.3% 56.7% 56.7% 63.3% 13.3%

 いよいよ来月の参議院選挙からネットを利用した選挙活動が始まることになる。議論の一つに「候補者になりすまして不適切な言動を行われるのではないか」という恐れがあった。そういった問題を防ぐ点で、地方の新聞社がきちんと候補者に対して調査し、中立公正な立場として自社のサイトから候補者の各アカウントへリンクするページを設置することは一定の意味がありそうだ。有権者にとっても地元の候補を探す際、Googleで検索したり、Twitterfacebookで各候補者のアカウントを探すより、一つのページにまとまっていたほうが比較しやすいだろう。他の地方紙でもすぐに真似取り組めそうな企画だ。
 欲を言えば、スマートフォン用のページも用意して欲しかったなあということと、それぞれの立候補予定者が各ツールを使ってどんなことを日々書いているのか、一言ずつの簡単なまとめがあるとより利用者に親切だったと思う。とはいえ日々更新される各アカウントの動向について全てフォローするのは大変だし、中立公正の問題もあるので、現実にはなかなか難しいかもしれないが。