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国内新聞社を中心としたマスメディア関連のウェブサイト巡回が趣味です。業界紙的なノリでトピックスをメモしていきます。

朝日新聞航空部、ツイッターで空撮の希望地点と構図を募集


 朝日新聞航空部がユーザーから空撮して欲しい地点や、どのように撮影して欲しいかをツイッターで募っている。3月25日の深夜11時頃投稿され、ユーザーからも「沖縄の海をお願いします」「東京や大阪の港の空撮を」「宮城は白石川堤の一目千本桜を空から見てみたい」といったリクエストが早速寄せられていた。ツイッターのフォロワー数が1500人を超えたことを記念した企画とのことだが、第二弾、第三弾も予定しているとのこと。
 ツイッターを利用してユーザーから記事に関する質問を受け付けたり、記者や編集部に取材してほしいテーマを募集するといったことは、多くの記者アカウントや報道機関のアカウントですでに実践されているが、撮って欲しい空撮地点を募集するというのは新鮮だ。航空機をチャーターしようとすると1時間あたり数十万円の費用が必要であり、こういうリクエストを受け付けられるのは自社ヘリを持つ報道機関にしかできないことだろう。当然、この目的のために飛ばすのではなく他の航空取材のついでに撮影することになるが、それでもユーザーの声をダイレクトに反映させるという、ソーシャルメディアの活用として非常に面白い取り組みだ。
 朝日新聞の航空部といえば、空撮映像を積極的に撮影してYoutubeにアップしたり、自社保有航空機を活用して他社の空撮取材を割安な価格で請け負ったり新型ヘリコプターのプロモーションビデオを作る(下のYoutube動画参照)など、他にも「おっ」と言わせる取り組みを続けている。取材部門ではない部署も積極的に対外的な情報発信を進めている点で、会社全体の雰囲気が変わりつつあるのかな、と感じた。