edgefirstのブログ

国内新聞社を中心としたマスメディア関連のウェブサイト巡回が趣味です。業界紙的なノリでトピックスをメモしていきます。

日刊スポーツの「プリキュア新聞」を買ってみた

 日本初の専門紙「プリキュア新聞」が3月12日に順次発行されるぞ! 日刊スポーツは発行を記念して「我が家のプリキュア」写真を募集している。投稿された写真は抽選で、3月16日付の日刊スポーツ本紙内特設ページで掲載される。
 10年目を迎える「プリキュア」シリーズの情報が濃縮した「プリキュア新聞」は、タブロイド判で32ページ、オールカラー1部300円。関東、東北、北海道、そして名古屋・大阪などのJR、私鉄、地下鉄売店、主要コンビニエンスストアで発売される。通信販売も行う(発送手数料込みで1部450円)。
お父さん、お母さんのための:日本初の専門誌「プリキュア新聞」、3月12日発行 - ねとらぼ

 このところAKB48新聞、ONE PIECE新聞と立て続けにエンタメに特化したタブロイド紙を発行している日刊スポーツが、今度は少女向け人気アニメ「プリキュア」をテーマにした新聞を3月12日に発売した。2004年に始まったテレビアニメ「ふたりはプリキュア」から数えて10作目の「ドキドキ!プリキュア」が開始し、3月16日から映画14作目「映画プリキュアオールスターズNews Stage2 こころのともだち」が公開されることを記念したもの。1部300円でコンビニや駅売店をはじめ、全国のASA(朝日新聞販売店)や、日刊スポーツの各本社(東京、大阪、名古屋、西部)に直接申し込む通信販売で購入できる。なお、定期的に発行するのではなく今回のみの発行。
[公式サイト]⇒お父さんお母さんのためのプリキュア新聞(2013年秋号) : nikkansports.com
 というわけで、買ってみましたプリキュア新聞。プリキュアといえば黒いのと白いのしか印象にないのですが、もう10年も続いてるんですね。最近は登場人物も増え、総勢32人にもなるそうだ。主人公は必ずピンクを基調としており、その他のメンバーも黄、オレンジ、青、緑、紫など大変カラフルなコスチュームになっている。

 「お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあさんのための」というキャッチコピーが付けられており。娘や孫との会話についていけるようにという意図で制作されているようだ。映画プロデューサーによるプリキュアの世界観や女の子たちを夢中にさせる秘密の解説に始まり、テレビシリーズ全10作、映画全14作の解説や、出演声優のインタビューなど盛りだくさんの内容となっている。抜き取り面は広げるとA1サイズの特大カラーポスターとなり、裏面には全32人のプリキュアが並び、一人ひとりイラスト付きで細かく紹介している。映画館では「主人公がピンチに陥った時に、観客みんなでライトを振って応援する」という恒例行事があるそうだ。
 また、子ども向けにはぬりえが用意されたり、プリキュアに関するクイズをネット経由で回答すると、高得点者の中から5名にメッセンジャーバッグが当たるプレゼントも用意されている。
 日刊スポーツはエンタメ関連グッズとしてこういったタブロイド紙企画を完全にパッケージ化しているのだろう。編集や紙代や制作単価を低く抑え、流通は既存の駅・コンビニへの新聞販売ルートを活用。価格を300円程度と安くし、全国のコンビニで買えることをアピールポイントとして、今後もエンタメ業界に提案していくのだろう。
 通販は郵便振替また金額分の切手を郵送に限っている。せっかく300円と手を出しやすい値段なのだから、Amazonや楽天でも売ればいいと思うのだが、その辺りは既存流通ルートとの兼ね合いだろうか。