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国内新聞社を中心としたマスメディア関連のウェブサイト巡回が趣味です。業界紙的なノリでトピックスをメモしていきます。

朝日新聞、4コマ漫画のオチをツイッターで募集 翌日紙面に掲載

 新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
 さて、2013年最初のネタは、年末の朝日新聞の広告企画から。日本コカ・コーラと朝日新聞デジタルのタイアップ企画で、4コマ漫画の空欄の吹き出しに入るセリフをTwitter上で募集し、採用された1作品が翌日の朝日新聞朝刊に実際に掲載されるというもの。
 ジョージア缶コーヒー「エメラルドマウンテンブレンド」の「さて、やらかしますかPROJECT」の一環として実施され、漫画を担当したのは有名ギャグ漫画作家の和田ラヂヲ氏。12月26日朝刊から30日朝刊までの5日間に渡ってスポーツ面に掲載された。
 実際に投稿された作品は以下のように掲載されている(2012年12月27日朝日新聞朝刊スポーツ面より)
20130101105941
 5日分の優秀作品および投稿された全作品は、以下の「ジョージア・エメラルドマウンテンブレンド」の特設サイト内で閲覧が可能。和田ラヂヲ氏のコメントも合わせて読むことができる。全作品のページでは、優秀作品以外の任意の投稿を実際の吹き出しの中に入れることが可能で、自分が投稿したツイートを4コマの中に入れて楽しむこともできる。
[特設サイト]⇒ほっとGEORGIA
 投稿翌日の紙面で掲載というのもこのキャンペーンの大きな特徴。26日掲載分の第1回のみ応募期間は21日から25日14時までの長めだったが、それ以降は前々日の14時から前日の14時までと、かなり掲載までの時間も短く設定されていた。Twitterというリアルタイム性の高いメディアを通して募集するだけに、発表もできるだけスピーディーに行いたいという意図が感じられた。
 ちなみに、朝日新聞デジタルの読者に対してはコーヒー1ケースとサイン色紙が当たる読者限定プレゼントも用意されており、有料会員でも無料会員でも応募可能。
[プレゼント]⇒エラー,お探しのページはありません。,アンケート,朝日新聞デジタル
 Twitter、紙面、ウェブサイトといった様々な媒体と、翌日掲載という即時性が組み合わさった面白い企画だった。「紙面に載せて終わり」という広告ではなく、様々な媒体やツールを利用することでより多くの人にリーチし、「あの広告、面白かったよ」と言ってもらえるような企画が今後は求められていくのだろう。