edgefirstのブログ

国内新聞社を中心としたマスメディア関連のウェブサイト巡回が趣味です。業界紙的なノリでトピックスをメモしていきます。

2012年よく読まれたエントリトップ10

 ブログを開設してそろそろ4年になります。今年は後半、若干更新頻度が落ちてしまいました。これまで特にノルマ等は課していなかったのですが、来年は「最低でも週1回」を目標にブログを続けていこうと思っています。
 今年は新聞の定期読者を主な対象とした電子サービス(「読売プレミアム」「中日新聞プラス」「神戸新聞NEXT」など)が一斉に立ち上がった年でした。朝日新聞デジタルが有料会員6万人弱と苦しむ一方、日経は有料会員25万人と同業他社をすでに置き去りにし、すでに別のステージに入ったような感すらある状況です。一方で朝日はソーシャルメディアへの対応を着々と進めており、取材のツールとしても積極的に活用するようになっています。
 来年もこんな感じで、新聞業界に関するニュースを細々とメモしていこうと思います。今年1年このブログに訪問してくださった方々に感謝いたします。
 2012年をまとめる意味で、今年アクセスの高かったエントリをまとめ&一言コメント。なおランキングは2012年に書いたエントリが対象です。

  1. 朝日・日経・読売の「あらたにす」終了 後継サイトは学生スタッフ中心:意外なエントリがトップに。あのシュールな終了告知ページはいただけないが、離合集散はネット世界の常か。後継のfacebookページは学生によって引き継がれている。
  2. テレビとネット、対極的な現場「ニュースに騙されるな」:著者からもコメントをいただいたり、Twitterで多くの方に言及していただいたため、Amazonアフィリエイトで良く売れた。ブログメディアが販売チャネルとして無視できない大きなものになっていることを実感。
  3. 石巻日日新聞「6枚の壁新聞」がドラマ化 日テレ系で3月6日に:テレビドラマとして放送されるのに合わせて書いたエントリ。検索キーワードから上手く流入させることができた。
  4. 朝日新聞、政党・候補者の政治姿勢を「見える化」比較が容易に:12月の衆院選の選挙期間中に書いたエントリ。「政党 比較」で検索すると上位表示された。来年7月の参院選ではおそらく選挙活動にネットが使えるようになりそうで、新聞社にとっても新しい試みが行われるだろう。
  5. 毎日・スポニチの新電子媒体「TAP-i」 写真中心、毎日読者は月500円:そういえば全然見ていないTAP-i。ダウンロードに時間がかかりすぎる。閉じた端末でいくら記事や綺麗な写真や見せても広がりがない。鳴り物入りで創刊されたiPad新聞「ザ・デイリー」も廃刊になったことだし…。
  6. 朝日新聞デジタルに無料会員制度 有料記事を1日3本閲覧可:会員数が伸び悩んでいることをトップも認めている朝日新聞デジタル。5月に無料会員制度を設けた。ところでこのエントリでちょろっと書いた「アスパラクラブの会員を自動的に朝日新聞デジタルの無料会員にしたらどうか」というのは11月に実現した
  7. ドラマ「河北新報のいちばん長い日」、3月4日テレ東系で放映:こちらもテレビドラマの放送に合わせて書いた。あの震災と津波から21カ月、上記の「6枚の壁新聞」とともに、決して忘れてはならないメッセージが込められている。
  8. 読売プレミアム会員にAKB48東京ドームコンサート優先受付:そういえば読売プレミアムの会員数ってどうなっているのだろうか。発行部数(公称)の1%でも10万人いくはずだが。
  9. 朝日新聞デジタル、2年契約でiPad2が無料に 300台限定:このキャンペーンには正直びっくりした。携帯電話が2年間の使用を前提に端末代金もしくは月々の料金を割り引くのに似ているが、例えば電子版を購読していればiPadがモデルチェンジするたびに新しい機種に交換してくれるとかだったら相当なインパクトがあるだろう。
  10. 朝日新聞がツイッターガイドライン公表 報道活動の一環と認定:有料電子版とソーシャルメディアへの対応を両輪で進める朝日新聞。ブログへのネタ提供いつもありがとうございます。可能でしたらリリースPDFをお送りいただけると大変助かります。宛先はこちらですedgefirst_hatena@yahoo.co.jp。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。それではみなさま、よいお年を。