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国内新聞社を中心としたマスメディア関連のウェブサイト巡回が趣味です。業界紙的なノリでトピックスをメモしていきます。

日経とTBSが有料スマホサイト開設 記事のクリッピングや解説動画を提供

 東京放送ホールディングスTBS HD)と日本経済新聞社は2012年9月3日、任意組合「日経・TBS スマートメディア」(2012年4月設立)を母体に、スマートフォン向け新サービスの第一弾として、「日経サプリ with TBS」を9月3日に開始したと発表した。
 日経サプリ with TBSは、「社会人の常識、あなたに必要な情報を手軽に入手できる情報ツール」をコンセプトとした有料サイトで、20〜30歳代をメインターゲットとする。「今知っておくべき最低限のトピックス、業界ごとの情報をコンパクトに配信していく」という。月額は315円で、NTTドコモスマートフォンで利用できる。決済方法にはNTTドコモのspモード決済を採用した。
ニュース - 日経とTBSがスマホ向け新サービス、日経記事の解説コーナーの動画など:ITpro

 昨年12月にモバイル端末向けコンテンツの開発・提供で業務提携を発表した日経とTBSが、第一弾としてスマートフォン向け有料サイトを9月3日にオープンした。サイト名は「日経サプリ with TBS」。20代〜30代をターゲットとする、ビジネスで必要となる情報をコンパクトに配信することをコンセプトに、ユーザーが登録した業種やキーワードに関する最新ニュースを抽出して提供するクリッピングをメインコンテンツとして提供する。他にも「日経一面チェック」「コラムセレクト」「みんなが読んでるベスト3」など、仕事や就職活動に役立ちそうな情報を配信する。
[提携発表時の記事]⇒スマホ向けコンテンツ開発 TBSと日経、業務提携-MSN産経ニュース
[公式サイト]⇒日経サプリ with TBS|新聞のいいとこどり。手軽にさらっとわかりやすく。
[リリースPDF]⇒日経・TBS スマートメディアのスマートフォン向け新サービス「日経サプリ with TBS」スタート20120907235818 20120907235817
 TBSとの提携の成果としては、朝5時15分からの番組『早ズバッ!ナマたまご』内の、日経新聞の朝刊記事を読み解き、記者による解説を交え、視聴者にわかりやすく説明する「早起きは三文のトク!はや単!」の動画コンテンツを放送直後から配信する。
 若者向けに工夫している点としては、読んだ記事数はカウントされ、一定数に達すると「バッジ」がところか。「あなたは○○記事を○○人目に読みました」のような表示でユーザーの読み続ける習慣を支援している。
 個人的な感想としては、なんとなくTBSによる動画コンテンツが取って付けたような感じで、「とりあえず2社で何か作ってみよう」という意図でスタートした感がなくもない。日経としては、日経電子版に続く有料サイトをアプリではなく携帯キャリア課金型のウェブサイトで作ってみたかったのかもしれない。
 通勤電車の中でも動画を視聴できる環境が整いつつあるのだから、せっかくならTBSの朝の顔であるみのもんた氏とゲストによる「朝ズバッ」の「1面チェック」のやりとりを、放送直後からそのままオンデマンドで見られるようにしてくれれば、話題のタネくらいにはなったと思うのだが。