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国内新聞社を中心としたマスメディア関連のウェブサイト巡回が趣味です。業界紙的なノリでトピックスをメモしていきます。

毎日小学生新聞に中高生向け紙面「15歳のニュース まいがく」追加 毎週土曜に6P

 中学・高校生を主な対象とした新たな週刊新聞「15歳のニュース まいがく(毎日学生新聞)」を3月31日に創刊します。毎日小学生新聞の兄姉版となるニュース中心の紙面です。
 日本では古来、15歳は元服の年齢とされてきました。法律でもこの前後から大人として扱われるケースが増えます。まさに子どもから大人への過渡期であり、世の中の出来事への関心もぐっと広がる年齢です。ご意見番の藤原和博さん(元東京都和田中校長)も「よのなか科〜ニュースのあたらしい読み方」などのコーナーで、新しい時代を見る目を導きます。
 メーン特集(6ページ)は印刷して毎週土曜に毎小と一緒にお届けします。春以降は残りのページを電子新聞として配信(有料)する予定です。
社告:毎日小学生新聞 「15歳のニュース まいがく」 ニュース中心の毎小兄姉版、週刊新聞3月創刊


中高生向け週刊新聞「15歳のニュース〜まいがく」3月31日(土)創刊!:毎日.jp
 毎日新聞社は2012年2月22日の創刊140周年を記念して3月31日土曜日から、中学生および高校生を対象にした週刊新聞「15歳のニュース まいがく(毎日学生新聞)」を毎日小学生新聞に追加する。週1回、毎週土曜日に毎日小学生新聞と一緒に折り込まれ、タブロイド判6ページ。値段はこれまでと据え置きの1430円となる。1週間の主なニュースをピックアップし、コンパクトな解説付きで構成。その他、元東京都杉並区立中学校校長で教育評論家の藤原和博氏を「ご意見番」に迎え、「ニュースのあたらしい読み方」を連載する。
 また、春以降にスマートフォンiPad等の端末で読める有料の電子新聞版も計画している。デジタル版だけで読める"around15"世代に特化した情報を現在準備中とのこと。英字新聞「毎日ウィークリー」からの学習コンテンツや、毎日新聞のおすすめ記事、読者参加企画などが予定されているようだ。電車などでスマートフォンをいじくる高校生も珍しくない現在、中高生にリーチするためには電子媒体も必須という判断なのだろう。
 日本の子ども向け新聞としてはもっとも歴史がある毎日小学生新聞。教育学習指導要領に「新聞を使った授業」が盛り込まれて以来の子ども新聞ブームを背景に、まだまだ好調が続いているようだ。ここでつかんだ小学生たちの「新聞を読む習慣」を、中高生になっても続けてもらおうというのが狙いなのだろう。値段は1430円と据え置きなので、「小学校を卒業したから毎日小学生新聞を止めようか」と考える読者のつなぎとめ策として効果がありそうだ。兄弟がいる家庭には成長に合わせて紙面を有効にシェアできそうだし、小学生の子どもしかいなくても1週間のニュースのコンパクトな解説は大人にも受け入れられそう。読売や中日のワンコイン子ども新聞攻勢に対する対抗策として興味深い。