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国内新聞社を中心としたマスメディア関連のウェブサイト巡回が趣味です。業界紙的なノリでトピックスをメモしていきます。

大好評で100万個に迫るらしい産経大阪ラーメンを食べてみた

 産経大阪本社社会部の記者らが開発に携わったエースコック大阪府吹田市)のカップ麺「それゆけ!大阪ラーメン」が、今月5日の発売以来、記録的ヒットになっているという。産経新聞によると、全国のコンビニやスーパーでは関西の各店舗で通常の2〜3倍の売れ行きで、一部店舗では売り切れや品薄状態に。
 エースコックでは発売後1カ月の予定出荷数が1週間で販売したことから、供給体制強化に努めている。
 「大阪ラーメン」販売数はカップ麺の世界で「ヒット」と言われる100万個に迫る勢いで、「大ヒット」の150万個も可能とも。また、電波が宣伝の中心のエースコック社では、今回の売れ行きで活字媒体のパワーに驚いているという。
 (2011年12月19日付ジャーナリスト新聞より)

 というわけで、近所のコンビニで売っていた「それゆけ!大阪ラーメン」を購入してみた。1個190円と、普通のカップヌードルの2倍近い値段だが、これもブログのネタ作りのためと思えばそれほど躊躇せず買えてしまうところが不思議だ。

 カップの大きさは普通のカップヌードルより一回り大きめ。フタを半分あけると、すでに粉末スープはかかっているが、液体スープは別の袋に入っており、取り出して熱湯を注ぐ。3分経ったら液体スープを入れ、よくかき混ぜてできあがり。液体スープは濃厚な醤油色で、注ぐと全体的に黒っぽくなる。

 一口スープをすすってみると、確かに「甘辛い」という今まであまり味わったことのない感覚だった。麺だけを食べると醤油ベースの中にほのかに甘辛さが残る程度で、後味もそれほどしつこくない。玉ねぎやとろろ昆布といった具もスープとよく合う。産経新聞大阪本社社会部の「ラーメン部」記者たちの1年以上に及ぶ研究の成果をじっくりと味わうことができた。
 自社記事でも「大ヒット」を強調。「正直あり得ない数字」「ナショナルブランド商品の中では特に売れ筋」などと景気のいい言葉が並んでいる。
[該当記事]⇒http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/111212/wlf11121221040009-n1.htm
 なお、12個セットのケース販売であればネット通販でも取り扱っている。

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 「食べてみました」という個人のブログもいくつかあり、企画モノとしてはそれなりに成功しているのではないだろうか。なお、 日本即席食品工業協会によると、日本国内で生産されるカップ麺の総数は34億7032万食という途方もない数字(2010年)。100万個売れたからといって、定番商品としてスーパーやコンビニの棚を今後も維持していくのは相当難しいだろう。しかし、この商品開発をきっかけにより多くの話題を提供していってほしい。次の構想はリアル店舗への出店だろうか。