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edgefirstのブログ

国内新聞社を中心としたマスメディア関連のウェブサイト巡回が趣味です。業界紙的なノリでトピックスをメモしていきます。

毎日RT映画版でAR利用 スマホをかざすと紙面が「動く」

 2011年12月1日発行のクロスメディア世代を対象とした毎日新聞RT映画版の紙面でAR μ Alive!(Aurasma)のご利用が始まります。
 2面の映画「猿の惑星」、3面の「127時間」に掲載の【DVDパッケージの周辺】をスマートフォン(iOS3以上ないしはAndroid2.2以上搭載のディバイス)をかざしていただくと、映画の予告編をご覧いただけます。
 動画が表示されている時に2度、トントンと画面をタップすると、紙面(ターゲット)から外れても、ディバイスの中で動画が再生されます。どこに動かしても大丈夫です。
 インターネット時代に、紙面のニュースに付加価値をつけ、ソーシャルネットワークとの連携をしていくという編集方針を、AR拡張現実により強化することができました。
毎日新聞RT紙面の写真が動き出す、Aurasma Lite ご利用開始 | ナレッジワークス株式会社

 Facebook経由で紹介してもらったネタ。毎日新聞社が2010年5月に創刊した、Twitterと連動する新聞であるMainichi RTの読者に1カ月に一度無料で届けられる「映画Mainichi RT」の12月1日号でAR(拡張現実)機能が提供された。カメラがついたスマートフォンやタブレット端末を紙面にかざすと、新聞紙面の中で映画の予告編動画が再生される。文字で説明するよりも下の動画を見ると非常にわかりやすい。

 ARで動画を見るためにはiPhone/iPad2/iPod Touchか、Android2.2以上を搭載したスマートフォンまたはタブレット端末に、あらかじめ「Aurasma Lite」というアプリをインストールしておく必要がある。アプリを立ち上げるとカメラが起動し、カメラ内に特定面の写真(DVDのジャケット画像)にかざすと画面が波打ち予告編動画の再生が始まる。スマホのカメラを通すことで、まるで新聞紙面の中で映像がそのまま動き出しているような感覚になる。
[iOS用アプリ]⇒iTunes App Storeで見つかる iPhone、iPad 2 Wi-Fi、iPad 2 Wi-Fi + 3G、iPad Wi-Fi(第3世代)、iPad Wi-Fi + Cellular(第3世代)、iPad Wi-Fi (第 4 世代)、iPad Wi-Fi + Cellular (第 4 世代)、iPad mini Wi-Fi、iPad mini Wi-Fi + Cellular、iPod touch (第4世代)、およびiPod touch (第5世代) 対応のAurasma
[Android用アプリ]⇒Aurasma - Google Play の Android アプリ
 紙面を入手できなくても、毎日RT映画版の公式ウェブサイト上で公開しているPDF版でもARを体験することができる。紙に比べてややARマーカーの認識に時間がかかるような印象があるが、「紙面が動く」雰囲気をつかむことは可能だ。
[紙面]⇒映画Mainichi RT 2011年12月1日(PDF)
 アプリをインストールしなければならないという一手間はあるものの、久しぶりに感心してしまった。ARマーカーを紙に印刷し、アプリで読み取らせることで動画を再生させる手法は珍しくないが(新聞業界では朝日新聞社の「A-CLIP」が代表)、“ARマーカー”というある種無骨な記号を意識させず、紙面に映像がダイレクトに埋め込まれている感覚は新鮮な驚きがある。紙面が一瞬波打ち、そこから映画の予告編再生が始まるという演出も心憎い。
 Androidアプリで体験したが、アプリの操作説明が英語で少し手間取った。このあたりがもう少しわかりやすくなれば、紙にプラスを与える手軽なツールとして使えるのでは、という感想を持った。