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産経iPhone版、累計282万ダウンロード iPad版は継続課金導入

 産経デジタルの近藤哲司社長は、11月25日に行われた「第50回ビジネス広告賞」授賞式で、「電子新聞版フジサンケイビジネスアイの可能性」と題して特別講演を行った。11月1日にリリースした、産経新聞とフジサンケイビジネスアイが無料で読めるアンドロイド端末向けアプリの現状などを明らかにした。
 近藤社長は、新聞紙面レイアウトを電子配信する「レプリカ型」の特徴を、新聞の編集された作品性、コンセプトをそのまま届けられる点などと述べた。08年12月から配信しているiPhone版「電子版産経新聞アプリケーション」は、11年10月までの総ダウンロード数が282万本、フジサンケイビジネスアイも読めるようになった11月11日のアップデートは20日までに154万本で行われたと紹介した。
 また、アンドロイド端末向けアプリのダウンロード数は20日までに18万本で、年齢構成は20代29%、30代32%、40代25%、50代8%と説明した。
(2011年12月5日付文化通信より)

 今年1月に200万ダウンロードを達成した産経新聞iPhoneアプリだが、その後も順調にダウンロード件数を増やし、10月末の時点で282万ダウンロードにまで達したことが明らかになった。この調子なら来年の早い時期に300万ダウンロード達成が発表されそうだ。11月1日にリリースしたAndroid版アプリも20日間でダウンロード18万件とこちらも順調な滑り出しをと見せている。
 また、11月21日に行われた有料のiPadアプリ「産経新聞HD」のバージョンアップでは、操作性の向上とともにAppstoreによる「自動継続課金」が採用された。一度購読手続きを済ませれば、以降は30日間の購読期間が自動的に延長されるため、ユーザーにとっては再購入する手間が省け、提供者側にとっては購読打ち切りの要因が減ることになる。
[リリースPDF]⇒産経新聞HD:新機能の追加で操作性がさらに向上しました
 画面サイズ(7インチ)を基準として有料・無料の区別を行いiOSAndroidの2大OSでアプリを揃え、自動継続課金を導入し、産経新聞のほかビジネスアイも同時に読めるようにするなど、デジタルでやれることはトコトンやるという姿勢は相変わらずだ。個人的には、無線LAN環境にあれば朝起きたら自動的にダウンロードされている機能があったらいいなあ。販売終了してしまったが、シャープが発売した「ガラパゴス」にはそういう機能もあったように記憶している。