edgefirstのブログ

国内新聞社を中心としたマスメディア関連のウェブサイト巡回が趣味です。業界紙的なノリでトピックスをメモしていきます。

福井新聞、県外向け電子版開始 月3150円、共同通信NewsOasisで

 福井新聞電子版を10月4日から、福井県外在住者向けに発行します。現在、県外読者には即日の新聞が届かない地域が多く、電子版により速やかに購読が可能となります。
 電子版は毎日午前6時に配信。パソコンかスマートフォン、iPadで読むことができます。内容は、当日の福井新聞と同じ紙面(広告の一部は掲載されません)で、紙面の拡大やキーワード検索機能も搭載。また、過去30日分の新聞が閲覧できます。<
 購読料は月額3150円。最初の1カ月はお試し期間で無料。申し込みは専用サイトhttp://newsoasis.kyodonews.jp
から「福井新聞電子版」を選択してください。お問い合わせは地域読者局=0776(57)5170まで。受付時間は平日午前10時〜午後5時。
福井新聞社からのお知らせ:福井新聞

 福井県の朝刊単独紙・福井新聞が10月4日から、県外向けに電子版の配信を開始した。配信プラットフォームとしては、共同通信のNewsOasis(ニュースオアシス)を利用し、パソコン、iPhoneAndroid OS、iPadの各端末で読むことができる。毎日午前6時に閲覧可能。
 ちょっと気になったのは購読料金が月額3150円と、紙の配達(2650円)よりも高いこと。福井新聞社としては、これまでの郵送などを利用した県外での購読に比べれば安く早く届くということなのだろうが、印刷・配達コストがかからない電子媒体なのに紙よりも高いのは少し驚いた。
[紹介ページ]⇒福井新聞電子版 福井新聞
[申し込み]⇒NewsOasis | 購入画面 |
  
 ただ紙面画像を表示するだけでなく、「記事をダブルクリックするとテキスト表示される」という機能も実装されている。紙面画像は一覧性や見出しや扱いを確認するのには便利だが、わざわざ拡大して読むよりもダブルクリックでテキスト表示されるほうが確かにユーザーフレンドリー。このあたりは新潟日報の週刊媒体「echigo! Weekly新潟日報」や、山梨日日の夕刊電子版「Web Sannichi Evening」および県外向け朝刊電子版と同様だ。
 昨年12月に開始した共同通信の運営する電子新聞プラットフォーム「NewsOasis」だが、北海道新聞(釣り新聞)、琉球新報、中国新聞山梨日日新聞新潟日報に続き6社目の採用となった。共同の加盟社は50社強であるから、10カ月で6社導入というのはそこそこ順調な滑り出しといったところか。ビジネスとして成り立っているかどうかは別として、地方新聞社の県外向け電子配信という意味では地歩を固めつつあるように思える。個人的な希望としては、もう少し画面表示やページ送りをスピーディーにしてほしい。
 気になるのは、アップルはまもなくリリースするiOS5に「Newsstand」という新聞・雑誌の定期購読機能を導入するが、そうなったときにAppStoreの外で課金しID/Passを配布する方式が許され続けるのかということ。NewsOasisだけでなく、日経電子版や朝日新聞デジタルのアプリでも使われている方式だが、何しろ円高を理由に突然アプリ価格の値下げを強行する会社だから、一方的に「Newsstand以外の定期購読は認めない」など言い出しかねない。日経電子版がスマートフォンでの利用にアプリ・ブラウザ両方を用意しているのは、その保険という意味合いもあるのだろうか。