edgefirstのブログ

国内新聞社を中心としたマスメディア関連のウェブサイト巡回が趣味です。業界紙的なノリでトピックスをメモしていきます。

夕刊フジのAndroidアプリ開始 1カ月945円、ドコモのスマホは年内無料

 産経新聞社産経デジタルは29日、米グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」を搭載したスマートフォンなどに向けて、「夕刊フジAndroid版」のサービスを開始した。政治、経済、事件、芸能、スポーツまで、あらゆるジャンルの世相を斬る「夕刊フジ」の紙面をそのままの形で読むことができる。(中略) 
記事の更新は毎週月曜日から土曜日の午後5時(祝日と年末年始を除く)。購読料は1部105円か30日間945円となっている。また、NTTドコモのスマートフォンユーザー限定で、12月31日まで無料キャンペーンを実施している。ドコモのスマートフォンなら特別な操作なしで無料キャンペーンが適用される。
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 産経新聞社の発行する夕刊紙「夕刊フジ」が、7月29日にAndroid(アンドロイド)のアプリをリリースした。対応しているのはAndroidのバージョン1.6以降を搭載したスマートフォンやタブレット端末。アプリのダウンロード自体は無料だが、料金は1日分が105円で30日分(日曜祝日が休みなので実質25日分弱)が945円。駅やコンビニなどでの一部売り価格が130円なので、それよりはかなりお値打ち感を出している。
 ビューアアプリの提供会社は明記されてはいないが、起動画面に「Netview」とあることから産経新聞iPhone版などで使われているYAPPA(ヤッパ)のビューアを利用しているものと推測される。右の写真はドコモのGallaxy Tabでの画面だが、もともとの紙面がタブロイドサイズであるため読みやすい。
[アプリのダウンロード]⇒夕刊フジ - Android Apps on Google Play
 興味深いのはNTTドコモのスマートフォンに関しては12月31日まで無料で閲覧できるということ。auやソフトバンクではクレジットカード払いのほか、携帯電話料金とのまとめ払いによるアンドロイドマーケットのアプリ有料課金を実現している。ドコモもすでに3月からSPモードによる携帯電話料金とのまとめ払いに対応しており、課金も不可能ではないはずだが、とりあえずアプリのインストール台数を増やしたいという意図があるのだろうか。ピンク面(エロ面)も排除されていることから、もしかして冬モデルの端末にプリインストールされてきたら面白い。
 同じスマートフォン向けアプリでも産経新聞iPhone版は無料であったが、夕刊フジは有料となり新たな領域への挑戦となる。今の若い世代にとって、夕刊紙というジャンルの商品は駅で買って車内で広げて読むのは恥ずかしい媒体になりつつあり、それがスマートフォンで読めることは一つのアピールになるかもしれない。
 とはいえ、暇つぶしで見るならウェブサイトZAKZAKの最適化画面で見るほうが手軽で読みやすく感じる。メインターゲットとしては、せっかく紙を買っても(エッチなページがあるため)家に持ち帰れないお父さん向け、といったところか。