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国内新聞社を中心としたマスメディア関連のウェブサイト巡回が趣味です。業界紙的なノリでトピックスをメモしていきます。

毎日新聞、購読で貯まるTポイントを震災遺児へ寄付可能に

 毎日新聞社は、東日本大震災で保護者をなくした震災遺児を支援する「毎日希望奨学金」への募金方法の一つとして、定期購読者に毎月付与している「Tポイント」(購読ポイント)で寄付ができる制度を創設した。申し込みはインターネットの専用ホームページのみで受け付けている。
 毎日新聞社は昨年3月、Tポイントを希望する読者を対象に、購読料に応じて毎月39ポイントもしくは30ポイントを付与するサービスを始めた。新たな寄付制度は、この購読ポイントについて、あらかじめ全6回もしくは全12回のどちらかを選択してもらい、月に一度自動的に寄付できる仕組み。1ポイントは1円に換算され、奨学金の中に繰り込まれる。
 (2011年7月11日付文化通信より)

 毎日新聞が東日本大震災の支援の一つとして、購読で貯まるTポイントを震災遺児へ寄付可能にする制度を創設した。寄付が開始されるのは8月上旬に付与される予定の7月分の購読ポイントから。
 1ポイント=1円換算なので、1カ月あたり朝夕刊のセット版読者は39円、統合版の読者は30円募金できることになる。
 一過性ではなく継続的な震災支援の手法として、様々な店舗で「売り上げの1%を被災地に寄付します」という告知を見られるが、新聞販売で同様の支援方法をとったのは毎日が初めてではないだろうか。
[申し込みサイト]⇒毎日新聞でためたTポイントを毎日希望奨学金へ
[奨学金の概要]⇒毎日新聞東京社会事業団:寄付・寄託
 寄付金額は朝夕刊セットの場合でも1年で468円と、それほど大きい金額になるわけではない。とはいえ、こういった取り組みに参加する人はすでになんらかの形で寄付や支援活動をしている場合が多いだろう。そういった人たちに対し、毎日新聞を取り続けることで幾許かの寄付を送り続けることができるシステムを用意するということは、ある意味では購読者の満足度や愛着を向上させる仕組みとして機能するように思える。