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国内新聞社を中心としたマスメディア関連のウェブサイト巡回が趣味です。業界紙的なノリでトピックスをメモしていきます。

朝日新聞デジタル、最大2カ月無料に 開始1カ月の会員数は2万8千人

 朝日新聞社(本社:東京都中央区築地5−3−2)は、パソコン、iPad、アンドロイドOS搭載スマートフォンに配信する朝日新聞の電子版「朝日新聞デジタル」で、最大2カ月無料のキャンペーンを実施します。
 初回購読のお申し込みをされたお客様に限り、翌月末まで無料でご覧頂けます。
 5月18日に創刊した朝日新聞デジタルは、創刊記念無料キャンペーンを行ってきましたが、ご好評につき、新たな無料キャンペーンを実施いたします。また創刊後もコンテンツを充実させています。新聞本紙と連携し、紙面で伝えきれない情報や、動画・写真も満載した「+d 紙面にプラス」面も登場しました。夏の高校野球関連情報も、コラムや地方大会全試合リアルタイム速報、甲子園の全国選手権大会の「1球速報」など、充実した内容でお届けする予定です。
「朝日新聞デジタル」最大2カ月無料のキャンペーンを実施(PDF)

 5月18日に創刊した朝日新聞の電子版である「朝日新聞デジタル」。創刊から7月末までは無料期間ということで、1カ月半近くは無料で利用できるようになっていたが、今回始まった新たなキャンペーンではそれを延長する形で、初回購読に限り申し込みの翌月末まで無料で利用できるようになった。7月始めに申し込めば8月分まで課金されないため、最大2カ月無料で利用できることになる。ただし、無料期間であってもクレジットカード番号の登録が必要とハードルは高い。
[新規申し込み]⇒
 また、6月27日に開かれた朝日新聞社の株主総会で、現時点での朝日新聞デジタルの会員数が明らかになった。それによると、会員数は2万8000人で、6割から7割が紙との併読とのこと(新聞之新聞6/29)。
 会員数についてはまだ課金が発生していないため何とも言えないが、日経電子版が同じ無料期間の開始1カ月で有料会員6万人を達成していたのに比べると、やや物足りないといったところか。
 少し違和感を感じたのは「6割から7割が紙との併読」という部分。先行した日経の電子版が公には紙との併読が7割程度と言われており、朝日新聞デジタルのスタート時の記者会見では「日経よりは紙との併読割合が高くなるだろう」と見込みを説明していた。しかし、現時点で「6割から7割が紙との併読」ということは、当初の見込みよりもデジタル単独版の比率が高いということになる。単純に考えれば無料期間を利用して登録したユーザーが比較的多かったということだろうが、紙とのセット版の勧誘が思わしくないのかもしれない。