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edgefirstのブログ

国内新聞社を中心としたマスメディア関連のウェブサイト巡回が趣味です。業界紙的なノリでトピックスをメモしていきます。

山形新聞、7月で夕刊休止 8月から子ども新聞発行(追記あり)

 山形県の地方紙「山形新聞社」は27日付朝刊の社告で、夕刊を7月30日付を最後に休刊すると発表した。社告では「ライフスタイルの変化などで存在意義は薄れた」「東日本大震災を機に電力事情が逼迫(ひっぱく)し、節電対策も求められている」などと理由を説明している。
 同社によると、夕刊は1951年創刊で今年5月現在、朝刊と同じ20万4383部を発行。夕刊休刊後も購読料は3300円に据え置く。一方、朝刊は8月から活字を大きくし、子ども向け新聞(毎週日曜発行、タブロイド判)を創刊する。
山形新聞:夕刊休刊へ 子ども向け新聞を創刊 - 毎日jp(毎日新聞)

 全国でも数少ない「完全朝夕刊セット紙」の一つである山形新聞が、7月30日で夕刊を休止する。東北地方の地方紙では、福島民報・福島民友(2000年3月)、秋田魁新報(2008年8月)、岩手日報(2010年6月)に続き五つ目。東奥日報は6月から土曜の夕刊を休止しており、従来どおり月〜土曜に夕刊を発行し続ける社は河北新報のみとなった。(注・コメント欄で指摘いただき、一部訂正しました)
 夕刊休刊後も値段は3300円のまま据え置くが、8月から毎週日曜日の朝刊にタブロイド版の子ども新聞を挟み込むとのこと。このあたり、静岡新聞東奥日報のやり方と近いものがある。
【参考1】⇒静岡新聞、4月から土曜夕刊を廃止 小中学生向け日曜版発行 - edgefirstのメモ
【参考2】⇒東奥日報も6月から土曜夕刊休止、子供向け新聞開始 - edgefirstのメモ
 20万部もある夕刊をあっさりやめることができたというのは、大きな決断であったように思う。先行した静岡にしろ東奥にしろ、土曜夕刊はなくしたものの、朝夕刊のセット体制は今後も維持していく姿勢を示しており、山形新聞の決断には少し驚いた。ただ、これまで朝刊夕刊の完全セットに慣れ親しんできた読者からどういう反応があるか、多少心配なところだ。
 これで月〜土曜の夕刊を維持した上で朝夕刊の完全セット体制を取り続けるのは、全国でも大分合同新聞だけとなった。大分合同も7月から小学生をターゲットにした有料の子ども向け新聞「GODOジュニア」を創刊することにしているが、他社のようにどこかコストを削ってということではないのだろうか。少し気になる。
(追記 2012/7/4 1:00)6/27付け新聞情報によると、新しい朝刊は現行の基本ページ数を20ページから、夕刊分の8ページを合わせた28ページになるとのこと。国際面を独立させるなど硬派ニュース面を増やすとともに、論説面やオピニオンページも設ける。トータルのページ数は変わらず情報量も増やしていくので、値段も維持していくということのようだ。