edgefirstのブログ

国内新聞社を中心としたマスメディア関連のウェブサイト巡回が趣味です。業界紙的なノリでトピックスをメモしていきます。

「発言小町」が有料iPhoneアプリに 投稿掲載のメール通知機能も

 読売新聞が運営する女性向けコミュニティーサイト「発言小町」をiPhone(アイフォーン)でサクサク楽しむためのアプリ「発言小町」が6日、公開された。
 アプリは、コンテンツの閲覧、投稿など基本機能を搭載した上で、「発言小町」をフル活用するための便利機能を盛り込んだ。
 「先読み機能」は、気になるトピをあらかじめダウンロードし、地下鉄内など通信回線がつながっていない環境でスピーディーに読むことができる。また、データ圧縮技術を採用し、トピの表示にかかる時間を大幅に短縮したのも特徴だ。
 「My小町」画面では、閲覧、投稿に関するプライベートな情報を一元管理できるほか、トピ、レスが掲載されたことをメールで通知する。さらに、ツイッターやメールで気に入ったトピを知り合いと共有する機能も採用した。
 アプリは、iPhone、iPadに対応。アップストアで無料ダウンロードできるが、利用するには購読権(30日分230円、90日分600円、180日分1000円)を購入する必要がある。
「発言小町」公式アプリが登場 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 読売新聞社の女性向けウェブサイト「大手小町」内の人気掲示板「発言小町」がiPhoneでもスムーズに読めるようなアプリが6月6日に公開された。料金は30日230円、90日600円、180日1000円という期間型で、長いほど割引率が高くなる。利用にはアプリ課金で購読権を購入した上で、発言小町のユーザーIDを入力する必要がある。
【公式紹介】⇒公式アプリ「発言小町」 : 携帯サービス : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
【Appstore】⇒iTunes App Store で見つかる iPhone、iPad、iPod touch 対応 発言小町 
 もともと発言小町はPC上では無料で見られるサイトだが、携帯電話で見たい人のために月額105円の有料携帯サイト「ケータイ大手小町」も運営していた。女性のiPhoneユーザーが増えた現在、対応させるのは自然の流れだったのだろう。アプリの特徴を生かし、電波がないところでも閲覧できるダウンロード機能や、ツイッターやメールで面白いトピックを友人と共有できる機能も備えている。
 有料アプリと言うことで、さっそくアプリレビューには「パソコンで無料なのに何故??」「こんな詐欺紛いのアプリに課金する人いないでしょう」など厳しいコメントが付いている(さすが小町ユーザー、コメントが厳しい)。ただ、昔知り合いで小町の有料ケータイサイトに加入している人に「なんでPCでは無料なのにわざわざお金を払うの?」と聞いたところ、「どこでも見られる」「自分の投稿がいつ掲載されるかわからないので、それをメールで伝えてくれるのがいい」と言っていた。
 後者の理由は、日本では稀有な存在である「事前投稿チェック型」掲示板の思わぬ副産物といったところか。自分の知る限り事前チェック型の掲示板でここまでユーザーが盛り上がっている例はない。すぐ反映されないためか、一つ一つの投稿がやたら長く(「続きます」というコメントでおなじみ)、じっくり長文を考えて投稿しているユーザーも多い。
 おもわず「嘘だろ!」と言ってしまいたくなるストーリーも多いため、「ネタの宝庫」と揶揄されることも多いが、そういう発言小町に強い愛着を持つユーザーにとってみれば、それがさらに使いやすくなるアプリであればお金を出す理由になるだろう。
 ちなみに、公式サイトには「読売新聞社に断りなく公開しているアプリも存在します。「大手小町」「発言小町」の仕様変更により、無許可アプリは使用できなくなることもありますので、ご注意下さい」という警告文がある。ググって見たところ、こんなアプリ(Android:無料)や、こんなアプリ(iPhone:有料350円)があるようだ。アップルがリジェクトしない理由も気になるが、「発言小町」という名前を使い有料で売っている以上は読売としても看過できないところもあったのだろう。