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国内新聞社を中心としたマスメディア関連のウェブサイト巡回が趣味です。業界紙的なノリでトピックスをメモしていきます。

高知新聞、紙面に女子中学生向け雑誌「ニコラ」コンテンツ活用

 高知新聞社と新潮社は4月2日から、新潮社が発行する10代向けファッション誌『nicola』(月刊)の誌面コンテンツを活用した紙面企画をスタートした。企画が始まってから、高知県内の書店では『nicola』の売れ行きがこれまでよりも好調だという。
 企画は『nicola』に掲載されたコンテンツの一部を、再編集して紙面化するもの。4月1日から高知新聞が毎日、朝刊で展開する小中学生向けページ「読もっか、こども高地新聞」の毎週土曜日の特集記事として掲載している。
 10代の若者の菜kでの流行ランキング、専属モデルと読者の一問一答、読者が選ぶコーディネートベスト3など、『nicola』誌上でも人気の高いコンテンツを新聞記事に再編集。一部企画については、高知新聞読者だけで読める独占記事も作成する予定だ。掲載にあたっては、高知新聞社にコンテンツ使用料を払う。(中略)
 (2011年4月18日 新聞之新聞より)

 4月から高知新聞と小学校高学年から中学生の女子向け向けファッション誌「nicola(ニコラ)」が提携し、高知新聞の毎週土曜日に特集紙面を掲載している。
 「ニコラ」とは1997年に創刊された女子小中学生をターゲットとしたファッション雑誌の老舗。2009年現在の公称部数約20万と言われ、媒体資料(PDF)によると「全国の女子中学生の10人に1人が読んでいる」とのこと。中でも人気なのが「ニコモ(モは○の中にモ)」と呼ばれる読者モデルたちで、これまで新垣結衣栗山千明蒼井優、沢尻エリカといった女優・タレントを輩出している。読者モデルオーディションは毎年数千人もの応募者を集める一大イベントとなっているという。
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 左は4月2日に高知新聞に掲載された「流行番付!!」という、これから小中学生に人気が出そうなアイテム、音楽、本、ドラマや20を紹介した紙面。第2土曜は高知の読者の質問にニコラのモデルが答えてくれる「ニコモに質問」。第3土曜は「人気コーディネートランキング」。第4土曜は「読者モデルへの道」が予定されている。 第一印象としては、ピンクやオレンジなどの激しい色使いや、カタカナ語の詰め込まれ感に中高年にはめまいがしてしまうのではないか、と感じた。


 3月3日に創刊された「読売KODOMO新聞」にも、小学館と協力し小中学生モデルがファッション着こなし術を教えるページがあった。子どもとって新聞が身近なものになるためには、こういったコーナーも必要になってくるのだろう。