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日経電子版、アンドロイド搭載スマートフォン向けアプリ公開

 日本経済新聞社は、同社発行のWeb媒体「日本経済新聞 電子版」のAndroid向けアプリの提供を開始した。「日本経済新聞 電子版」は、2010年3月より提供されているニュース媒体。一部は無料で利用できるが、紙の新聞とのセットなど有料プランも用意されている。昨年9月にシャープの「GALAPAGOS」やiPhoneへの対応が発表され、その後iPhone向けアプリが提供されていたが、今回、Androidアプリが提供されることになった。
 Androidアプリでは、朝刊と夕刊、速報が閲覧できるほか、文字サイズや画像サイズを調整できる機能や、オフラインで閲覧できる機能などが用意されている。Android 2.1および2.2搭載の端末がサポートされている。Androidスマートフォンで同アプリを利用するには、有料会員登録が必要となる。
日経電子版、Androidアプリも登場 - ケータイ Watch

 4月4日に「日本経済新聞電子版」のAndroid(アンドロイド)向けアプリがリリースされた。Android OSのバージョン2.1と2.2が搭載されたスマートフォンが対象。アプリ自体はアンドロイドマーケットからダウンロードできるが、利用するためには有料会員登録が必要。紙とのセットで月額5383円、電子版のみで月額4000円。
 iPhone版アプリの公開に遅れること約半年、ようやくドコモyやauが発売するAndroidスマートフォンユーザーが利用できるアプリが出た。機能はiPhoneアプリと同等で、日本経済新聞の朝刊と夕刊に掲載されたほほすべての記事と、速報ニュースを読むことができる。記事のデータを一括で取り込むことで、端末内に朝刊・夕刊とその時点の速報ニュースをまとめて保存してくれる機能もある。保存した記事は地下鉄など電波が届かない場所でも読めるし、通信をしないため記事をスピーディーに閲覧できる。
iPhoneアプリのレビューを見ると「よく落ちる」「動きが遅い」など評価が低いが、自分がiPhone3GSで試用していた限りはそれほどストレスは感じなかった。アンドロイド版のアプリの動作については2.1で確認したが、それほど遅いという印象は感じない。朝刊のデータを一括で読み込むのは多少時間がかかるが、無線LANの環境で朝食を食べる間や歯を磨いている間にアプリを実行しておけばいいレベルの話である。
 ユーザーにとって「自分の使いたいメディアで、必要な情報を得られること」というのは非常に重要な項目。今でも地下鉄に乗ると紙の日経新聞を広げているサラリーマンは少なくない。それは彼らの仕事にとって必要だからであり、もし彼らがスマートフォンを持つようになれば、満員電車でも他の乗客に迷惑をかけずに記事のチェックを片手で行えるアプリの存在は非常に貴重なものだ。プラス1000円払うだけの動機付けにはなるように思う。