edgefirstのブログ

国内新聞社を中心としたマスメディア関連のウェブサイト巡回が趣味です。業界紙的なノリでトピックスをメモしていきます。

河北はブログ、山形・秋田魁・東奥はツイッター 東日本大地震の情報発信(随時追記)

 3月11日14時46分に、東北・三陸沖を震源とする国内観測史上最大の地震が発生。宮城県北部で震度7の極めて強い揺れを観測した。この地震と津波により相当数の死者や行方不明が出ている模様だが、そんな中での東北各地の地方新聞社のウェブでの報道についてまとめた。各社ともサーバがダウンしたり、停電のためウェブサイト更新ができなかったり、ネット回線が不調な中悪戦苦闘しているようだが、あらゆる手を尽くして情報発信に努めている。

河北新報(宮城)

 ニュースサイト「河北新報 コルネット」は地震発生直後からずっとダウンしている模様3/12 10:00ごろ復旧を確認。通常のニュース配信を続けており、生活関連情報も積極的にウェブに掲載されている。一方、別のサーバで運用されているSNS「ふらっと」内のブログでは、SNSの会員となっている河北新報の社員の方が、被災した仙台市内の写真をアップしたり、取材記者から送られてきた現地のルポなどをアップしている。また、ツイッターでも発生時の様子などをレポートしている。ブログでは河北新報社員以外の登録会員による現地からの情報発信も増えてきた。
 また、これまでウェブサイトにアップされたニュースの見出しとURLを機械的にツイートする河北新報ニュース(@kahoku_shimpo)のツイッターアカウントも、震災後は積極的に生活関連情報の発信を続けている。「夕刊編集部」もブログを開始、「助け合う仙台の街」という記事を投稿し仙台周辺の日常をレポートを始めた。
ふらっとブログ―仙台・宮城・東北の地域SNS
Twitter ふらっと―仙台・宮城・東北の地域SNS(@flat_kahoku)
Twitter 河北新報ニュース(@kahoku_shimpo)
ふらっとブログ-夕刊編集部

岩手日報(岩手)

 ウェブサイト「岩手日報 Web News」は地震発生直後からずっとダウンしていたが、3月15日21時ごろ復旧を確認。岩手県内の避難所にいる方々の名簿を避難所別に掲載している。アクセス集中時の負荷分散に備え、同じ内容が全国の地方紙が共同通信社と運営するニュースサイト「47NEWS」上や、北海道新聞のウェブサイトにも同じものが掲載されている。
404 Not Found
【東日本大震災】各県別防災・安否情報 : 47トピックス - 47NEWS(よんななニュース)
ページが見つかりません−北海道新聞

福島民報(福島)

 震災2日後の3月13日にツイッターのアカウントを開設。以降、給水所や避難所から学校の休校情報に至るまで生活情報を精力的に配信している。わずか2日で6600のフォロワーを集めており、福島県民にとっての貴重な情報源となっているようだ。
 また、自社サイト内に「福島県内 大地震関連情報」のページを用意。避難所の受け入れ人数のをはじめ、様々な情報をまとめている。
Twitter 福島民報(@FKSminpo)
福島県内 大地震関連情報

福島民友(福島)

 ウェブサイト「みんゆうNet」内に「緊急生活情報」を掲載。
東日本大震災 緊急生活情報:みんゆうNet

秋田魁新報(秋田)

 河北新報と同様、ニュースサイト「さきがけonTheWeb」は地震発生直後からずっとダウンしているがダウンしていたが、3月14日午前1時ごろ復旧。ツイッターのアカウントで情報を発信中
Twitter 秋田魁新報社(@sakigake)
さきがけonTheWeb

山形新聞(山形)

 地震のため、ウェブサイトを地震のニュース一色の体制にしていたが、3月14日には通常の状態に戻った。ツイッターのアカウントでも情報を発信中。また、携帯サイト「モバイルやましん」ではすべての情報を無料で閲覧できるようしているとのこと。「暮らし情報まとめ」というシンプルなページでスーパーの営業状況やガソリン・灯油の買える場所、病院の診療状況といったライフライン情報をまとめて掲載している。
やまがたニュースオンライン|山形新聞
Twitter 山形新聞(@press_yamashin)

東奥日報(青森)

 ウェブサイト「Web東奥」で「災害掲示板」を開設していたが、停電が続き社内の非常用電源に限りがあるとのことで、3月12日午前0時ごろからツイッターによる情報更新に絞った模様一時ウェブサイトを停止していた(3/12 20:00ごろ再開を確認)。ツイッターによる情報発信は継続している。
Twitter 東奥日報(@toonippo)
Web東奥

デーリー東北

 ウェブサイト「デーリー東北 Online Service」内に、「計画停電情報」「生活情報」コーナーを用意。

デーリー東北 Online Service

茨城新聞(茨城)

 ウェブサイト「茨城新聞ニュース」に震災関連の県内ニュースを掲載するとともに、ツイッターでの生活関連情報を情報発信も行っている。フォロワー数は3/17現在で2万2千を超えた。
Twitter 茨城新聞社(@ibarakishimbun)
県内震災ニュース特設ページ:茨城新聞