edgefirstのブログ

国内新聞社を中心としたマスメディア関連のウェブサイト巡回が趣味です。業界紙的なノリでトピックスをメモしていきます。

asahi.comが元日から3日連続でロゴを正月風にアレンジ

 朝日新聞のニュースサイトであるasahi.comといえば、季節やイベントに応じて頻繁にロゴをアレンジすることで知られている。個人的にasahi.comのデザインはいつもクールだなあと思っており、これまでも2回メモしてきた。ネット広しといえどこんなことに関心を持つのはおそらく当ブログ管理人くらいだろうが…。

 当然、今年の正月も変えてくるだろうなと思っていたところ、1日から3日まで3日連続でロゴを変えてきた。これには少々びっくりした。以下の画像がそれぞれの日のロゴである。門松、書初め、獅子舞と正月にちなんだ風物がモチーフとなっており、ロゴをクリックすると、正月特集のページへリンクされるようになっていた。
  
 ちなみに、昨年(2010年)のものはこれ。使い回しではなく、毎年作り直していることがわかる。

 なお地方紙のウェブサイトでは、今年も北海道新聞がロゴをアレンジしていた。

 こういった取り組みは、ウェブサイトに季節感を出すと同時に遊び心を持たせるためにやっていると考えられる。しかし、もう一つ見逃せないことは、ウェブサイトのデザインクオリティを自分たちでしっかり管理しているということである。
 ウェブサイトのタイトルロゴといえば、そのサイトの顔であり、性格や特徴、訴えたいメッセージなどを込められることも多く、ウェブサイト運営者やウェブクリエイター・デザイナーにとって最も力の入るところである。そこを一定の水準を持って大胆にアレンジするのは、相当な自信がないとできないのではないだろうか。昨年のクリスマスのロゴは特に秀逸だと思った。よく見るとサンタクロースがナビゲーションバーのメニューを袋に入れて担いでいるのがわかる。

 ネット上では何かとパッシングを受けやすい朝日新聞社だが、なんだかんだいっても業界でのウェブへの対応や取り組みについての意欲は抜きん出ていると言ってもいいと思う。