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国内新聞社を中心としたマスメディア関連のウェブサイト巡回が趣味です。業界紙的なノリでトピックスをメモしていきます。

毎日新聞社、小学生対象の英語検定試験を来年2月スタート

 毎日新聞社などは一般社団法人毎日小学生検定協会を設立し、2011年2月に全国約100カ所で、子どもたちの基礎的な英語力を判定する第1回「毎日小学生英語検定(毎検)」を開催する。子どもたちが自分の到達度を知る機会になるよう、毎検ではリスニングを中心に日常生活の場面で使う基本的な表現を問い掛ける。(中略)
 小学校でも来春から外国語活動が必修化されることなどを受け、毎日新聞社は「教育と新聞」推進本部が中心となり、毎検の実施を検討してきた。この結果、こども英会話教室の運営で定評のある「こども英会話のミネルヴァ」社(東京)とともに、毎日小学生検定協会を設立。子どもたちの英語力アップのために検定試験の実施に至った。
 検定は年2回(2月と8月)を予定。1〜5級までの5段階で、主に小学生を対象にしているが、未就学児や中学生も受検できる。
 (2010年11月29日新聞之新聞「『毎日小学生検定』全国100カ所で来年2月スタート)

 子ども向けの「毎日小学生新聞」が目下36カ月連続前年同月比増を果たしている中、毎日新聞社が新たに小学生向けの検定試験を開始する。公式サイトは以下のリンクから。
毎検 / 毎日小学生英語検定
 実施は年2回で、2月と8月を予定。1級から5級までの5段階で、3級から5級までは合否がない「チャレンジ型」で、受験者の正答率が表示される成績証明書とスコアレポートを送付。2級と1級には面接官との会話試験があり、合格者に合格証を発行する。検定料は1級:4,830円、2級:4,515円、3級:3,675円、4級:2,940円、5級:2,415円。
 毎日新聞社はすでに「ニュース時事能力検定試験(N検)」を持っているが、小学校での英語教育が必修になる機会をうまく掴んだという印象だ。まさに機をみるに敏といえる。
 検定料金については1級で5000円弱と一人前(本家の「英検2級」で4200円)。この「毎検」を子どもたちが英語を勉強する動機づけとするには少し弱いような気もするが、メジャーになっていけばそのうち私立中学受験生へのプラス要素となっていくのかもしれない。