EZニュースEXがauのスマートフォンに対応

　KDDIは、テレビ朝日と朝日新聞社と共同運営しているauケータイ向け情報配信サービス「EZニュースEX」を、auのAndroidスマートフォン向けに11月26日から提供する。サービス名は「au one ニュースEX」。対応機種はIS01（2010年12月対応予定）、IS03、REGZA Phone IS04、IS05。利用料金は月額262円だが、ウィジェットとアプリの一部は無料で利用できる。
　au one ニュースEXでは、テレビの速報テロップと同時に知らせる「超速報ニュース」、1日200本以上の一般ニュース、50本以上のスポーツ・芸能ニュース、エンタメ情報、天気、占いなど、従来のEZニュースEXと同じ情報が配信される。ホーム画面からニュースや天気予報、占いなどを確認できるウィジェットも提供する。ウィジェットは会員以外でも無料で利用可能。
　サービス開始にあわせ、日刊マガジン「アサマガ」を女性向けの「EXカフェ」にリニューアルし、新コーナー「恋愛・婚活ラボ」「今女（イマージョ）日記」を12月1日に開始する。さらに、2010年12月1日から2011年2月末日までにau one ニュースEXを新規で登録すると、登録月と翌月の利用料金が無料になるキャンペーンも実施する。
　au one ニュースEXアプリは、IS03にプリセットされている「EX」アイコンから、または「au one Market」からダウンロードできる。
⇒auのAndroidスマートフォンで「EZニュースEX」が利用可能に - ITmedia Mobile

　9月27日に会員数100万人を突破したKDDI、朝日新聞社、テレビ朝日による携帯電話向け情報配信サービス「EZニュースEX」が、11月26日からauのAndroidスマートフォン向けのサービスを開始する。詳細リリースはこちら。
⇒au携帯電話向け情報配信サービス「EZニュースEX」がスマートフォンで利用可能に〈別紙〉 | 2010年 | KDDI株式会社
　仮予約件数（実際には「ネット上での購入宣言」）が27万台に達したというIS03の発売に合わせてのサービス開始であり、タイミングとしてはかなりいい時期に合わせてきた印象だ。
　サービス開始から1年半弱で会員100万人を突破したとはいえ、先行するNTTドコモのiチャネルの1600万契約に比べればかなり水をあけられている。KDDIや朝日新聞社にとっての誤算は、ここまでiPhone等のスマートフォンの伸びが大きいとは予想できなかったことだろう。2011年度が660万台、2012年度が1050万台、2013年度が1539万台、2014年度が1840万台、2015年度が2030万台になるとしたスマートフォンの販売台数の予測もあり（⇒MM総研、国内スマートフォン市場の市場予測レポート - ケータイ Watch）、一刻も早くスマートフォン上でも有料の情報サービスを提供しようというキャリアとコンテンツ提供社の強い意志が感じさせられる。
　あとは、このサービスの最大のウリである、BCMCS（一斉同報通信）を使うことで何百万台の携帯端末にニュース速報を一斉同報できるという機能の魅力が、twitterのようなウェブ上のリアルタイムメディアの登場によっていくぶん薄れてしまったことも誤算の一つか。新設した「恋愛・婚活ラボ」「今女 (イマージョ) 日記」といった女性向けコンテンツの魅力で、どこまでスマートフォン上でも有料のサービスが受け入れられるだろうか。