edgefirstのブログ

国内新聞社を中心としたマスメディア関連のウェブサイト巡回が趣味です。業界紙的なノリでトピックスをメモしていきます。

大分合同新聞と漫画「デトロイト・メタル・シティ」がコラボCM

 大分合同新聞社は、非購読者の若者をターゲットに、人気ギャグ漫画「デトロイト・メタル・シティ(D・M・C)」の原画を使ったCMを制作し、9月27日から地元民放三局でテレビCMのオンエアを始めるとともに、ウェブ、屋外サイネージでも公開。これらに合わせて同28日付同紙でも「カミのチカラ」「大分力×新聞力 GO!DO!」をキャッチコピーとする全面広告(社告)掲載した。
 D・M・Cは、主人公が大分県犬飼町(現・豊後大野市)出身のやさしい青年で、ひょんなことからヘビーメタルバンドのボーカル「ヨハネ・クラウザー二世」にさせられ、本人の意志とは裏腹に、過激で暴力的なパフォーマンスを演じ、若者に熱狂的に支持されていくストーリー・原作者の若杉公徳さんは大分市の出身で、地元とのなじみも深い。(以下略)
(新聞之新聞10月15日「大分合同 人気漫画D・M・C使いCM」)

 大分県の県紙である大分合同新聞が人気ギャグ漫画「デトロイト・メタル・シティ」を使ったCMを開始した。原作者が大分県出身で、2005年から今年の10月まで連載され、2008年には映画化もされた。
 Youtubeで2種類のテレビCMが視聴できるようになっている(via @if2000

 なお、紙面に掲載された全面広告はこんな感じ。なかなかインパクトのある図柄だが、高齢者が朝新聞を開いてたまたまこのページが出てきたら卒倒してしまわないか心配。
20101022150956
 原作者へのインタビュー記事は以下のリンク先から。
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 「読売新聞とポケモン」「朝日新聞とドラえもん」といった、子どもから大人まで親しみがあるアニメキャラクターを登場させたり、「埼玉新聞とらき☆すた」のように萌えアニメを取り込んだ例とは一線を画した「新聞とアニメ」のコラボ展開。見た目のインパクトでまず勝負といったところ。企画は電通九州が請け負っているようだが、新聞の堅苦しさや真面目さを取り払う内容となっている。「イメージだけでなく、中身も変わらなければならない」という社内向けメッセージ効果も狙っているのだろうか。
 ただ、原作は「現実世界とヘビメタ世界のギャップ」をネタしたギャク漫画であり、作中にはかなり過激な表現や放送禁止用語もバンバン出てくる。そのあたりが誤解されなければ良いが。