関西、中部地区の各紙ABC部数 朝読、関西で大幅減も中部で微増
先日の「読売新聞ABC部数の怪 即売部数が前年比3万部増?」で、新聞情報9月18日付けに掲載されていた在京6紙の部数をメモしたが、参考数値として大阪・名古屋地区及び大手5紙の全国集計についても同様にメモ。
まずは大阪地区から。
販売部数 | (販売店) | 前年同月差 | (販売店) | |
---|---|---|---|---|
朝日(大阪) | 2,235,577 | 2,231,674 | ▲ 80,636 | ▲ 79,979 |
毎日(大阪) | 1,325,416 | 1,324,202 | ▲ 41,341 | ▲ 37,323 |
読売(大阪) | 2,512,885 | 2,510,364 | ▲ 8,904 | ▲ 7,904 |
日経(大阪) | 755,529 | 722,748 | ▲ 5,903 | ▲ 2,173 |
産経(大阪) | 886,824 | 882,288 | ▲ 10,467 | ▲ 9,636 |
東京とは異なり、朝日新聞が8万部と大きくマイナス。読売も東京と比較すると部数の減り幅が大きい。毎日は東京同様大幅なマイナス。
次に名古屋地区。
販売部数 | (販売店) | 前年同月差 | (販売店) | |
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中日新聞 | 2,695,733 | 2,695,220 | ▲ 22,538 | ▲ 22,531 |
朝日(名古屋) | 422,455 | 422,744 | 220 | ▲ 1,223 |
毎日(中部) | 162,551 | 162,473 | ▲ 11,006 | ▲ 11,000 |
読売(中部) | 160,344 | 155,567 | 1,347 | 9 |
日経(名古屋) | 205,853 | 202,043 | ▲ 591 | ▲ 406 |
中日新聞の牙城ではあるが、1年で2万部の部数を減らしている。一方、朝日が220部、読売が1347部の増加と健闘。読売はこのペースで行くと来年には毎日の部数を上回りそう。
販売部数 | (販売店) | 前年同月差 | (販売店) | |
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朝日(合計) | 7,909,793 | 7,869,992 | ▲ 108,381 | ▲ 118,350 |
毎日(合計) | 3,519,357 | 3,510,361 | ▲ 216,946 | ▲ 209,785 |
読売(合計) | 10,015,050 | 9,876,488 | ▲ 7,707 | ▲ 39,566 |
日経(合計) | 3,010,559 | 2,870,584 | ▲ 31,429 | ▲ 9,756 |
産経(合計) | 1,605,386 | 1,578,595 | ▲ 61,267 | ▲ 59,010 |
朝日は以前のように「800万部を死守」という気持ちはもう持っていないようだ。反面、読売は1000万部という数字にこだわり続けているように感じる。
日経は前年比マイナス3万部だが、販売店への送付部数は1万部のマイナスにとどまる。即売部数減少の理由としては駅やコンビニでの一部売りの値段を20円値上げし160円にしたことが考えられるため、電子版発行による紙離れの影響はそれほどなかったとも読み取れる。
なお、大手5紙を合計すると42万部のマイナス、全国の新聞社の総計では122万部のマイナスで、1年間で3%弱の部数が減少したことになる。