岐阜美少女図鑑と中日新聞販売店がコラボＣＭを制作

　素人モデルを全面的に起用した地域のフリーペーパー「美少女図鑑」と、中日新聞の販売店がコラボレーションしたネット上の動画広告を作っているとのことで、早速見に行ってきた。中日新聞販売店岐阜ブロック青年会という組織のウェブサイトで公開されている。「社会人編」というタイトルがついており、就職して都会で一人暮らしを始めた女の子が、新聞を手に取ることによって故郷を思い出す…というハートフルなストーリー。

　こちらのページで上記の動画の他、「成長編」「古い新聞編」の動画も公開されている。いずれの動画の時間が２分程度と、CMにしては若干長く、セリフもちょっと長いかなという感想。
　Youtubeで「岐阜美少女図鑑」と検索すると、他にもいろいろな企画に参加しているようだ。ローカルタレントの役割も帯びてきているのだろうか。
　「美少女図鑑」について調べてみたところ、やたらとWikipediaの項目が充実していた。２００２年に新潟県の広告企画会社が「新潟美少女図鑑」を出したのが最初で、以後全国に広まったとのこと。基本的にはライセンス契約による発行で、１道府県につき契約企業は１社。同じ道府県内であればエリア別に発行しても良い（例：「名古屋美少女図鑑」と「三河美少女図鑑」。現在では東京を除く４６道府県に存在するようだ。
　興味深かったのが、このコラボCMの企画が新聞社ではなく販売店が主体となって企画されたこと。販売店が独自に動画広告を作るのも珍しいが、こういった話題づくりの企画に積極的に取り組んでいるのもあまり例がないように感じる。ある意味、販売店は地方新聞社の支局よりも地元に密着しているだけに、もっと地元の話題を発掘していけるのではないかという可能性を感じた。